いつも読んでいるブログにこんな記事が登場しました。
ブログを書いているお雪さんのご主人が、ヘルペスウィルスにより顔面麻痺を起こしたのです。ご主人の異変についての記事が最初に書かれたのが、先月の23日のことでしたから、ちょうど2週間が過ぎたところです。
ご主人の病状とそれに伴う自身のことについて書かれた記事が増え、数えてみると9つでした。後の記事にも、ご主人のことがまったく書かれていないということはなく、お雪さんが変わってしまったご主人を受け入れようとしながら、懸命にサポートに努めていることがわかります。
身近に顔面麻痺になった女性がいた
今後、ご主人の生活はどのようになるのか、お雪さんは不安に違いありません。身体のどの部分に起ころうと、麻痺というのは大きな問題になるからです。ブログを読んでいると、身につまされるような感覚になりましたが、ここで私は思い出したことがあります。
私の親戚にも、ヘルペスウィルスが耳に入り、顔面麻痺を起こした女性がいたのです。それは夫の従兄弟の妻です。我が家は夫の両親が早く亡くなったこともあって、夫の叔母夫婦とは比較的親しくしていました。だから、従兄弟の妻の顔面麻痺のことも当時、詳しく聞いたのです。
それは、もう20年以上前のことなので、まだ女性は30代前半だったと思います。叔母の話によると、女性は顔面が麻痺したために、水も飲めず(口から流れてしまう)、話もできず、麻痺した方の目を閉じることもできなくなってしまいました。
彼女の子どもはまだ幼く、安静にできないかもしれないということで、2週間ほど入院治療をしたということです。そして入院中からリハビリが始まり、その中には顔への鍼治療もありました。その入院中に、女性の麻痺はかなり改善しましたが、完全にもとに戻ったとは言えませんでした。
その後もリハビリを続け、薄紙をはぐように徐々にもとに戻っていったということです。私が実際に女性に会ったのは、顔面麻痺を起こしてから半年ほど経っていたと思いますが、顔面麻痺のことはまったく気になりませんでした。
年齢による違いはあると思いますが、今の状態よりも良くなる可能性は大きいです(本人的には違いがあるのかもしれませんが…)。どうかお雪さんのご主人も回復してもとの生活が送れますようにと、願わずにはいられません。
誰にでも可能性があることだから
顔面麻痺を起こす原因になったヘルペスウィルスは、水疱瘡の原因になることで知られていますが、水疱瘡が治っても、ある一定数は身体に残っているそうです。それが疲労やストレスなどで悪さをすることがあります。ある人には口の周りなどにできるヘルペスを起こし、また別の人には帯状疱疹となります。
運悪く帯状疱疹のウィルスが耳に入ると、顔面を動かす神経に影響して、顔面麻痺を起こす原因にもなるのです。つまり、子どもの頃、水疱瘡になったことがある人には誰でも、顔面麻痺は起こりうるわけです。発症するかどうかは、その人の状態(疲労やストレス)によるところも大きいでしょう(後はどの部分にウィルスが潜んでいるかです)。
ですから、お雪さんもご主人のサポートであまりに疲労してしまうと、今度は自分がヘルペスウィルスに倒れてしまうかもしれません。こんなことを傍から言っても仕方がありませんが、ぜひ、食事と睡眠は大切にして欲しいと思います。
気になるけどね…
私も昔、職場で1対1の研修をしていたとき、講師役の女性が帯状疱疹になってしまったことがありました。その人は私まで帯状疱疹になったら、どうしよう、ととても慌て、申し訳ないと何度も謝られました。実際に私には何事もありませんでしたが、こんなことを思ったものです。
『もしや、私に研修するのがストレスになって、帯状疱疹を発症したのか?私のせいなのか?』
考えても仕方のないことは、考えない方が良いですね。こういうことを考えると、免疫力が落ちてしまうかもしれません。今は帯状疱疹のワクチンもできているようですから、それを利用するのも良いと思います。