背中の痒みに耐えかねて長女が皮膚科に行ってから2週間以上経ちました。
実は初診のとき、1週間後にもう1度いらっしゃいと言われていたそうですが、長女にはいろいろ予定(グループで個展をやる予定があるらしい)があって無視していたそうです。
今度は水ぶくれができた
もちろん、回数も減らしていましたがバイトもありました。その中の1日、帰りに雨が降っていたことがありました。靴が濡れたその後に、脚の指の辺りに水ぶくれのようなものができて、痒くて仕方がないと言い出したのです。
長女は「変だな~、濡れたから蒸れて痒くなったのかな」などと言っていましたが、皮膚科でもらった薬は塗らずにいました。その薬にはステロイド剤が含まれており、自己判断で塗るのは危険だと長女は判断したようです。
私はそのことについてはそれきり忘れていましたが、昨日になってあらためて見ると、長女が痒いという水ぶくれは数が増えているだけでなく、転々と場所を変えていることに気が付きました。
右足が治ると左足に、それが治ると今度は手にできているのです。長女は昔から痒いと、そこをとことん掻いてしまいます。水ぶくれも散々潰したと言っていました。
長女の様子にデジャブを感じた
私はその話を聞いているうちに、あれ?これと同じようなことをかつて見たことがあるぞ、と思い、何とか記憶を手繰り寄せると、それは次女が5歳のときにかかったとびひの症状だったのです。
とびひは正式名称を伝染性膿痂疹といい、最初のきっかけはあせもや虫刺されなどを自分で掻いてしまうことのようです。掻いた傷口から細菌が入り込み、水ぶくれを作ります。それが膿を持つようになり、破れてただれるのですが、かゆみが強いため、それでも掻いてしまい、そのことで全身に水ぶくれが広がってしまうそうです。
次女の痒みも相当ひどかったようで、夜中に目を覚ましてグズるほどでした。家で市販のかゆみ止めなどを塗ってもまったく効果はなく、結局皮膚科に何回か通院して、やっと良くなったと記憶しています。
知り合いの家では、小学生の男の子がとびひになり、水ぶくれが顔にまで広がってしまい、治るまでは心配だったと聞きました。とびひは小さな子どもがなる印象がありましたが、ネットで調べたところ、アトピー性皮膚炎の患者さんは皮膚のバリア機能が低下しているため、とびひになりやすいのだと書かれていました。
長女は個展が近くて、予定に余裕がない、とても皮膚科なんて行っていられない、と言いましたが、私が強く受診を勧めたため、長女は仕事が休みにもかかわらず、今朝は早起きして皮膚科に出かけて行きました。
とびひでなくて良かった~!
誰かにうつしてしまいそうなものをそのままにして活動しても、気持ち的にスッキリできないでしょう。回り道のようですが、ここは皮膚科に行って、できる手当をキチンとした方が、この後思い悩むことが減って活動しやすくなると思いました。
皮膚科から帰って来た長女によると、幸いなことにとびひではありませんでしたが(ただの湿疹で良かった、と長女は言っていましたが、そこまで湿疹で痒くなること自体、尋常ではないですよね)、体の部分別(手・背中・頭と全部別の軟膏でした)にステロイド剤を処方してもらいました。それだけ、長女の症状はひどかったのでしょう。
好きなことに夢中になるのは良いことですが、長女には自分のケアも忘れないで欲しいです。自分で自分の面倒を見られることって、大人には大切だな、と気付かされました。もちろん、水ぶくれは破らない、傷つくほど掻きむしらないといったことも大切ですね。