失くしもの

生活

普段、私はそれほど物を失くす方ではないと思っています。だからたまに失くしものをするととても嫌な気分になるし、かなり一生懸命になって探し回ります。

失くしやすい物がある

この間はエコバッグのケースを失くしました。これは長女が私に買ってくれたものでした。

私は何年か前にエコバッグに入れた商品ごとどこかに(多分スーパーの中ですが)置き忘れてしまい、そのときにエコバッグも失くしてしまいました。

エコバッグはもう何年も使っていて、少しくたびれていたし、もともとの値段が安いものだったので、文句はありませんでしたが、中の商品は私がお金を出して買ったものなのに、それを丸々失くしてしまったので、自分の不注意さにかなりがっかりしたし、落ち込みました。

それを見ていた長女が新しいケースに入ったエコバッグを買ってくれたのです。最初からケースを失くしそうだな、とは思いましたが、やはりケースに入っていた方が持ち運ぶには便利だったので、そのまま使っていました。

もうがっかりするのはゴメンだと思っていたので、2度と失くさないぞと気をつけていましたが、エコバッグを取り出したときに、ケースを失くしてしまったようです。

バッグを使う時はケースが不要になるわけで、自分でもこれはもう仕方がないな、と思わざるを得ませんでした。折りたたみ傘のケースなどもよく道に落ちています。

ケースというのは、ないよりはあった方が便利ですが、失くしやすいです。人をがっかりさせるために付いているのかと思うほどです。

本当に私が失くしたのか?

このように自分であのときに失くしたんだなとわかるときは、気持ちの整理ができて諦めが付きますが、どうしても心当たりがない物の場合は諦めが付かず、思い出すとふと探し回っていたりします。

一体何を失くしたのかというと、仏壇の線香を供える香炉の灰を均すヘラです。線香を立てると、灰に埋まっている部分がどうしても燃え残って、香炉の中に溜まっていきます。

そのままにしていると、そのうち線香が立てにくくなるので、灰を均すついでに燃え残りの線香も掘り出して、捨てるのに使っています。ヘラの先はギザギザしていて、灰を均すだけでなく、ちゃんと中のものを掘り出しやすいようにできていると思います。

このヘラがあるとき急に失くなってしまいました。リビングの心当たりはすべて探しましたがダメでした(まさか仏壇のヘラを持って、キッチンや寝室には行かないと思ったので、リビングしか探していません)。

私は自分がヘラを失くしたという意識もなく、家族に誰か知らないかと尋ねたくらいです。ところが全員がそんなものは使わないので知らないと言ったのです。

失くしたことが認められない

失くしものは思わぬところから出てくることがありますから、1年以上待っていますが、全く出てきません。

これも小さなもので、値段も安いのです。新しく買えばそれで済んでしまいますが、自分が失くしたことを認められないためか、買う気になれません。

今年も今日からお彼岸ですが、私は今年、コンビニでくれるプラ製のフォーク(未使用)を使って線香の燃え残りを掘り出しました。なければないでなんとかなる物が多いという証拠ですが、これから年齢を重ねることを考えると、なるべく失くしものをするのは避けたいです。

失くしものを避けたい理由

失くしたと思って、あちこち探し回ったり、考えたりする時間はもったいないです。失敗してしまったと落ち込むのも時間のムダです。

物そのものを厳選して身の回りをスッキリさせることも必要ですが、私の場合は頭をスッキリさせることが大切なようです。

いろいろと気が散ることがあるから、物の行方もわからなくなってしまうのだと思われます。私はお盆やお彼岸で忙しいときに、ヘラを失くしたのかもしれません。

また、物は煙のように消えてしまうわけではありませんから、どこかには存在しているわけです。どこかに置き去りにされている物のことを考えると、何とも気持ちが悪いのです。

そして失くしたことを認めたくないあまりに、自分で自分に意地を張ってしまうために、何だか疲れます。

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