お彼岸に夫の叔母がやって来る理由・どうやら仏壇があるところが実家らしい

季節

お彼岸なので夫の叔母が我が家を訪れました。叔母は80代、車で1時間ほど掛かる場所に住んでいるため、早期退職をした息子(夫の従兄弟で同い年でもある)がわざわざ連れてきてくれます。

以前は叔母が来ると言うと、私は一生懸命料理をしたりしましたが、今ではそれほど気を使いません。気を使うと私も疲れますが、叔母だって来にくくなるなると思うからです。お互いのために、私は気を使うことを辞めました。

仏壇に手を合わせるのは大事なことらしい

叔母がなぜこんなに我が家に来ることに一生懸命なのかと言うと、今私たちが住んでいる場所はかつて夫の祖母が住んでいた場所で(すでに取り壊して10年ほど経ってしまいました)、叔母の実家でもあったからです。

叔母がお嫁に行くまで過ごした家は壊してしまいましたが、仏壇はそのまま我が家に引き継がれているため、叔母は手を合わせるためにも我が家に来たいのです。私としてはお盆もお彼岸も面倒なだけだし、それほど人付き合いが上手なわけでもないので、正直言って気乗りしない面もありますが、実家の母の体験を聞いていたため、何とかこらえることができています。

ある日実家がなくなっていた母の体験

母の体験と言うのは、知らない間に実家が移転していたことです。そろそろ70代になろうという母は、同窓会などで自分の実家がある街に帰省することが増えました。そのようなときは必ず自分の実家(新潟県内の小さな街で飲食店を営んでいます)に寄り、仏壇に手を合わせるようにしていたようです。

あるとき数年ぶりに実家に寄ろうとしたところ、あったはずの場所に実家がありませんでした。実家があった場所は更地になっており、しばらく立ち尽くしていたところ、近所の人が顔を出し実家は移転して新しい店舗兼住宅を建てたことを教えてくれたのでした。その人は昔から母のことも知っており、母が移転を知らなかったことに、随分と驚いていたそうです。

移転先は遠くはなかったため、母はすぐに新しい実家を見つけて訪ねました。実家の飲食店は母の兄が継いでいましたが、40代で亡くなってしまったため、残された家族(兄の妻と子どもたち)の努力で現在まで続いてきました。つまり母の実家には、母と直接つながりのある人間が長い間いなかったのです。それでも、母は自分の亡くなった両親や兄のために、仏壇に手を合わせたいと実家に行くことを辞めませんでした。

その時も母は新しい実家で仏壇に手を合わせました。兄嫁が在宅で母の相手をしてくれたそうですが、とうとうお茶一杯出されることはありませんでした。

母の心中を思うと、少し辛い

母が最後まで住んでいた私の実家と母の実家は、違う県にあり、すぐに行けるところではありません。だから、そんなに頻繁に行って迷惑をかけたわけではないと思いますが、母の実家ではもう、いい加減にお付き合いを辞めたいと思っていたのかもしれません。

私と母の間は何もかもうまく行っていたわけではないため、無条件で母の方を持つつもりもありませんが、そんな話を聞くと母のことが不憫で仕方がありませんでした。母はそれからは実家に行くことはなく、そのまま79歳で亡くなってしまいました。

せめてお茶の一杯でも出してくれれば、わざわざ遠いところを来てくれてありがとうと言ってくれたら、私の気持ちも違っていたと思いますが、これはもう仕方のないことです。実家の人たちの気持ちもわかります。母はもう、その家とは関係のない人だったのですから。

叔母には気兼ねなく仏壇に手を合わせて欲しい

そんなこともあって、私は自分の住んでいるこの家が夫の叔母にとっては実家であることを忘れずにいようと思っています。もう叔母は足が悪くて、先祖代々の墓にお参りすることはできません。仏壇くらいは、何度でも拝ませてあげようと思っています。

まあ、今日私がしたことと言えば、叔母と一緒にお寿司を食べただけですがね。

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