夫の好きな番組は私が面白くないという事実(逆もまた真なり)

楽しくテレビを見たい テレビ

我が家の夫は、テレビ番組が面白くないのがとにかく不満でたまりません。何を見ても文句を言う。コロナに関する報道は特に嫌いで、メディアと政府がグルになって一般市民を煽っているなどと文句を言います。

そんなに嫌なら自分はスマホでもいじっていれば良いのに、それもできないようです(ここ数日は藤井聡太さんの棋聖戦が行われていたときは大人しかったです)。

私が見る番組に文句が止まらない夫

私が見る番組も全部夫は嫌いなようです。BS朝日の「ウチ、”断舎離”しました」も夫は大嫌いです。最近は黙っていますが、以前は「俺、この番組嫌い」と公言してはばかりませんでした。ものを溜め込む人はそういう性癖があるから、誰かが無理に捨ててもムダなのだそうです。確かにそうかもしれません。

しかし、私はそこまで思い入れをして番組を見ているわけではありません。目の前でものに溢れた家の中がドンドン片付いていく、それとともに住人の顔が自信に満ち溢れていくのを見ているだけで、心が明るくなるような気がするのです。その後、またリバウンドしてものが増えるのかもしれませんが、そこは私には関係がありませんし、リバウンドしたらまた片付ければ良いのではないでしょうか。

私も夫の見る番組に不満が…

夫は私の見ている番組を嫌いますが、私は夫の好きな寅さんシリーズをそんなに好きではありません。あれは毎年お正月に見るなら良かったのでしょうが、毎週見せられると、寅さんに対してまたか…と思わずにはいられないのです。

寅さんが惚れた腫れたの騒動を起こし、家族全員が巻き込まれる。それが収まると寅さんは旅に出る。それを妹のさくらが寂しく見送るの繰り返しです。寅さんはもちろん、私はさくらにまで怒りを感じることがあります。

もういい加減、寅さんのことは諦めろと言いたいです。それに寅さんは惚れた女性を追いかけるのは良いのですが、向こうが追いかけてくると途端に逃げ腰になってしまいます。私は一体寅さんは何がしたいのだ、とよく思っていました。

まあ、寅さんが女性とくっついてしまうと、話が終わってしまいますから、是が非でも逃げなくてはならなかったのかもしれません。

寅さんの世界は昭和の世界。夫にとっては懐かしいのでしょうが、二度と昭和の世界が戻ってくることはありませんし、戻ってきたらそれはそれで大変でしょう(多分すごく不便を感じる)。寅さんは現在の世界では成立しない人物のように思われるのです。

それをしつこく見続ける夫も、昭和から離れられないようで、見ていてイライラします。結局寅さんに罪はなく、私は夫に文句がある、それも私の見る番組に文句ばかり言う夫に文句があるのでしょう。

テレビ事情はこれからどうなる?

今まで夫婦で別々の部屋でテレビを見るなんて(知り合いにそういう人がいました。同じ番組でもご主人は一人で静かに見たいといって別室へ行くそうです)、と思っていましたが、別々の人間が30年もいろいろと我慢しながらやってきたのです。せめてテレビ番組くらいは好きなものを見ても良いのではないかと、最近は思うようになりました。

しかし私は、30年間テレビはリビングで見るものだと思って生活してきました。今更他の部屋でテレビは見られないと思います。と言うか我が家のテレビはリビングの1台だけです。

だから、たまに夫がいないと本当に私はテレビを見るときが楽しいのですが、最近はコロナのせいでその機会もめったにありません。これから夫が退職したら、我が家のテレビ事情はどう変わるのか、今からちょっと不安です。

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