昭和のあるある?アムウェイにがっかりしたのは私だけ?と思っていたら、そうでもなかった話

生活

大学のときの同級生がアムウェイにハマったことがありました。つい最近も話題になったアムウェイ。洗剤や健康食品、サプリメントに調理器具など、女性の好きそうなものばかりを扱っている企業ですが、マルチ商法など良くない話も有名ですね。

まだ私が結婚する前でしたから、もう30年以上も前のことです。私よりも少し前に結婚したばかりだった彼女は「久しぶりに彼もゆみこねこちゃんに会いたいって言っているから、一緒に食事をしようよ」と誘ってくれたのでした。

知らない部屋に連れて行かれた

仕事の後に待ち合わせて向かった場所は、とあるマンションで彼女たちの新居ではありませんでした。すると彼女はすごく良いお鍋があって、それで作る料理は最高においしいのだと言います。とても信頼できる人がお鍋の紹介を兼ねて料理をごちそうしてくれるのだと私をマンションの1室に入るように言いました。

何だか騙されたようで良い気分ではありませんでしたが、せっかく時間をかけてたどり着いた場所だったこともあり、とりあえず私はそのマンションの部屋に入りましたが、まさかそこでアムウェイの勧誘を受けるとは思いませんでした。

本当に何品かの料理が出てきました。私には十分な量だったと思いますが、何が出てきたのかは、あまり覚えていません。ただ、茶碗蒸しが出てきて、この鍋で作るとスが立たずになめらかに作れるのだと言われたことだけは妙に覚えています。その鍋というのがアムウェイの無水鍋だったのです。

連れて行かれたのは勧誘のための食事会だった

食事の後、鍋は気に入ったのかなど、その日の感想をみなの前で言わされました。その場には私の他にも連れてこられたカモが何人もいて、その人たちが感想を言わされたのですが、みな明らかに戸惑い不安そうにしていました。

最終的にはアムウェイの仕組みを説明され(確かアムウェイの製品を販売できる権利を買って製品を販売しながら仲間を増やしましょう、という内容だったと思います。自分が増やした仲間が製品を販売すると、手数料が入るためさらに儲かる…ということだったような)、これから一緒に頑張っていきましょうと言われましたが、到底納得できなかったので、大勢の人の前ではっきりと断ってその場を離れました。

断っても話は終わっていなかった

私をアムウェイの集まりに連れて言った同級生には在学中仲良くしてもらったし、彼女の結婚式にも呼んでもらいました。だから結婚したばかりで忙しいだろうに、会おうよと言ってくれたことがとても嬉しかったのですが、それが勧誘だったなんてとてもショックでした。

ただ、私は1度断ったからもうアムウェイの話は終わったと思っていました。ところが彼女からの勧誘は止むことがなく、毎日のように電話がかかってくるようになりました。私は多分アムウェイの製品を買ってくれと言われたら、買っていたと思います。しかし、彼女は私に一緒に活動して欲しい、私に仲間を増やす側になって欲しいと言うのです。

何でもそのとき、彼女はアムウェイだけで月収20万をこえていたとか。仲良しの友だちとその幸せを分かち合いたいのだと言っていました。しかし、それが本当にそんなに良い話なら、私が断ったところでやりたいと言う人が次から次へと出てくるはずです。次の人へ声をかければ良いのです。それをせずにしつこく私を誘ってくることが、次第に怖くなっていきました。

終わったと思ったのに…

当時一人暮らしをしていた私に彼女も電話がしやすかったのでしょう(携帯などはない時代でしたから)。電話が数ヶ月続くうちに、私は電話の呼出音にも怯えるようになり、ついにはコードを引き抜いて、電話が鳴らないようにしてしまいました。そんな生活が続くうちに、実家からはちっとも連絡できないと文句を言われるようになり、恐る恐る電話のコードを再び繋ぎましたが、その頃には彼女も諦めたのかもしれません。気がつくと電話は鳴らなくなっていたのです。

他にも電話がかかってきて困っていると言っている同級生がいたので、聞いてみると電話はぱったりとかかってこなくなったと言います。とりあえず諦めてくれたのかと思い、ホッとしていましたが、実はまだ話は終わっていなかったのです。

数年後私は結婚して、さらにその後妊娠・出産を経て夫の実家の敷地内に住むようになりますが、そのときもう一度彼女から連絡がありました。そこで…次回に続きます。

こんなブログ記事を見つけました。私だけじゃない、って思うとホッとします。

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