先日、夫がとうとう大きな病院で心臓の検査を受けることになったという内容の記事を書きました。
まさかの病院側からのキャンセル
夫は3月になる前に病院に予約の電話をして、3月7日に診察の予約を済ませました。持っていくもの(保険証とか紹介状)まで揃えて行く気満々だったのですが、数日後に病院から予約をキャンセルしてくれと電話がありました。
担当医が体調不良で診察ができないとのことでした。電話をもらったときは3月に入ってすぐだったため、もしかするとコロナか何かに感染して身動きが取れない状態ではないかと思いました。
夫は診察に合わせて公休をとっていたため、それが無駄になったばかりか、新しく休みを取り直すハメに陥ってしまい、少々慌てていました。傍で見ていた私は何事も間が悪いときというのがあるものだと、思わざるを得ませんでした。
今回は夫が本格的に具合が悪くなる前に診察を受けようと思ったから良かったようなものの、もしすぐにでも入院が必要な状態だったら、と思うと怖いような気もします。
もともと良い印象の病院ではなかったが
実は夫がこれから行く予定の病院に私はあまり良い印象を持っていません。かつて私の母が血尿が続くため、その病院の泌尿器科を受診したのですが、異常はないと言われ、何の治療もされませんでした。それから2年経たないうちに母はガンで亡くなったのです。
しかし、今回は診療科も違うし、何より普段お世話になっている内科の医院の提携病院ということでその病院に紹介状を書いてもらいました。最初から良い印象を持っていない上に、間の悪いことも重なって、果たしてこれで良いのかと思わないではありませんが、夫もこれで良いと思っているようだし、とりあえず最初の1歩を踏み出すことにします。
良い病院が見つかるかどうかは運も関係している
母が入院したときに感じたことですが、良い治療を受けられるかどうかは医療機関の質だけでなく、患者と医師の相性も大きく影響しているような気がします。そしてそれは運の力に左右されていると思えるのです。
最後に母が入院するとき、待合室で看護師さんから「今日はとても外来が混み合っています。一度帰っていただけませんか?」と言われました。そのとき隣にいた私が「せっかく苦労して連れてきて、長い時間待っていたんです。どうか診察をしてください」と粘り続けて診察してもらい、入院することができました。
母はその前に入院しているときに病院関係者とトラブルを起こし、ほとんど無理やり退院させられ、他の病院への紹介状も書いてもらうことができませんでした。また、同じようなことになるのかと失望していましたが、その時出会った医師がとても親身になってくれました。トラブルの原因となった母の言動も病気のせいだとわかり、無事に入院することができたのです。
看護師さんの言うことを聞いて診察を諦めていたら、母の最期はどうなったのでしょうか(母は看護師さんの言葉で帰ろうと思ったようです)。母はその当時すでにおかしな言動を繰り返し、歩行も困難で私1人で介護をすることは難しかったと思います。しかし、これは運が良かったからとしか言いようがありません。
方向転換ができる準備はしておきたい
すべてを運任せにするのは無責任な気もしますが、自宅から通いやすい距離にあって一番大規模なのが今回夫が行こうとしている病院です。私が住んでいる県は県民1人あたりの病院数が日本で一番少ないと言われています。なかなか自分にあった病院がさがせないのが実情です。どうか夫の運が良いように、自分にあった医師との出会いがあるようにと願ってやみません。
ただ、これはおかしいと思ったときは素早く方向転換ができるように、心の準備は怠らないようにしたいです。