昨日買い物に行ったら、レジに並ぶときはソーシャルディスタンスを心がけましょうと、呼びかけやら張り紙やらがしてありました。床には並ぶときの目安にできるように、ビニールテープで目印が付けられていました。
距離はあった方がよいけれど
ソーシャルディスタンスは社会的距離と訳すようです。新型コロナウイルスは飛沫感染をする怖れがあることから、人との距離を取りましょう、ということらしいです。その距離は1.8mですから、話をするときには少し遠いと感じる人もいることでしょう。
確かにスーパーのレジの前で、あまりに前の人との距離が短いとカートがぶつかってしまうなどの困ったことも起きます。満員電車の中で、誰もがイライラしますが、それは人との距離があまりに近すぎて、無意識のうちに自分のテリトリーが侵されていると思うことに関係があるようです。
長女のアルバイト先は仕事の性質上、この距離を取ることが難しいため、コロナ騒ぎが起きる前から、家族に発熱した人がいる場合は、自分は無症状でも休むようにいわれていたそうです。距離が取れないと困ったことになるわけです。
でも、1.8mはあまりに長く、レジの前の行列がとても間延びして長いものになります。私は最後尾がどこなのか、探すのに手間取ってしまいました。非常事態宣言が出ているだけのことはあるな、と納得すると同時に、間延びした行列がとても滑稽に思えて、一人でニヤニヤしてしまいました。
ソーシャルディスタンスで日本人が変わる?
日本人は今までもスキンシップには少し疎い人種でしたが、コロナ騒ぎのためにもっと触れ合わない、距離を保った付き合いをするようになるのでしょうか。今私は心配なような、それを確かめてみたいような、気持ちです。
ちなみに私は今まではなるべく前の人との間はつめて並んでいました。隙間をあけておくと、割り込まれるような気がしていたからです。事実割り込まれたこともあります。でも、昨日はそんなことはありませんでした。誰もが静かに大人しく、列が進むのを待っていました。
何事もないのは結構なことですが、大人しい人々の列が余計に非常事態を演出しているようでした。ただの買い物でしたが、いろいろなことを考えさせられました。お年寄りはどう感じているでしょうか。戦争のときのことを思い出しそうですね。
みなさんはソーシャルディスタンスについてどう思っているでしょうか。コロナ騒ぎが収束したら、また元の状況に戻るのでしょうか。それとも人との距離は1.8mが常識になるのでしょうか。