戻って来てくれてありがとう!

トイレットペーパー 生活

今日、3月13日に近所のドラッグストアで、久しぶりにトイレットペーパーが棚に並んでいるのを発見しました。

トイレットペーパーが戻ってきて、不安が解消された

もう随分前から、トイレットペーパーの品薄状態は改善されていると、テレビなどで報道されていましたが、私が住んでいる埼玉県南部では、まったくトイレットペーパーを見かけませんでした。ガランと空いた棚を見るたびに、不安な気持ちになっていました。

これはたくさん在庫がある人も同じ気持ちだっただろうと思います。前と同じようにトイレットペーパーが店頭に並ぶのはいつなのか、それは誰にもわからないことだったからです。これを全部使い切ってしまったら、どうしたらよいのだろうと感じることは、12ロール持っている人も、残り1ロールになってしまった人も同じように感じるはずです。

だから、やっと店頭に戻ってきてくれたのを見たときには、これで不安から解き放たれるのだと感じて、本当にうれしかったです。誰かにありがとう、とお礼をいいたくなりました。実は私もほかのみなさんもトイレットペーパーがないことだけでなく、自分の中の不安と戦っていたのかもしれませんね。

自分の必要なものが必要なときに自由に買えることのうれしさは格別だと、思い知りました。お金が役に立つのは、平和で満ち足りたときなのですね。今までの2週間近く、どんなにお金があっても、トイレットペーパーは手に入らなかったのですから。

余裕がなかったのは、トイレットペーパーじゃない

ところで、トイレットペーパーが店頭から姿を消したときに、我が家の在庫は10ロールほどでした。私が普段から使っているのは、普通の3倍の量のものだったので、当分はなんとかなるとは思っていました。

でも、今日の時点でまだ残りは4ロールありました。つまり、まだ余裕があったのです。トイレットペーパーに余裕があったのに、私の心の方には徐々に余裕がなくなってきていました。このままだと、どうなるのか、という不安がドンドン大きくなっていったのです。やはり今回のことは、トイレットペーパーよりも、自分の不安が問題だったのでしょう。

トイレットペーパーが教えてくれた

トイレットペーパーがいろいろなことを私たちに教えてくれたようです。もしものときにどうするか、ちゃんと見極められる人間にならないといけませんね。

トイレットペーパーがなくなるというのは、もしものときとしては地味な気もしますが、これは生活に直結していて大切です。なくてもどうやって生活していくか、考えられる人に私はなりたいし、どうやって対処するのがよいのかを子どもたちに教えられるような人になりたいです。

それにしても、トイレットペーパーが店頭から消えただけで、こんなに不安になるのだから、今イタリアの人たちはもっと辛い思いをしているんだろうなと思います。自由に買い物すらできない状態なんて、精神的に苦しいに違いありません。

早く新型コロナウイルスの騒ぎが収束するように、願ってやみません。

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