くみ取りトイレからあふれる思い出

ブログ好き

ブログ村で最近よくお目にかかるにこりんさんのブログを読んで、とても懐かしくなったので記事に書きます。私が読んだのはこちらの記事です。「母ごころ「うちはくみ取りトイレだから」と心配の気持ち、わかるわー

水洗トイレを知らなかった頃

私は10歳になるまで家だけでなく、学校のトイレもくみ取り式でした。水洗トイレ、洋式トイレというのは10歳を過ぎて、団地に引っ越すまでほとんど使ったことがありませんでした。

そんな私が一体どこに住んでいたのかというと、東京都国立市です。1964年から74年までの10年間を私は国立市で過ごしたのですが、近所でも水洗トイレの家はほとんどありませんでした。

何だかすごい大昔の話のようですが、すでに駅前にはマクドナルドやミスタードーナツ(ダンキンドーナツだったっけ?)、紀伊國屋という高級スーパーマーケットまでありました。当時の国立は過去と現在、田舎と都会の両方が共存していた不思議な街だったのかもしれません。

私は国立駅から徒歩10分程度の場所に住んでいました。今考えると駅チカと言っても良いのではないかと思います。そんなところをくみ取りのために業者が定期的に訪れていました。その日になると、特有の匂いが近辺に充満している中、子どもたちは笑いながら外で遊んでいました。

文句なんてなかったけど

それが当然のことだったので、誰も臭いことに文句を言ったりしませんでした。気をつけないと、トイレに大切なものを落としてしまう、そうなったらもう拾えないのだということも、みんなが承知していました。もちろん、トイレに出したものが丸見えなことも、子供が落ちたら大変だということも(私の伯父は子供のときにトイレに落ちて死にかけた経験があります)。

今の子供、いや今の私が見たら、くみ取り式のトイレを汚いと思うでしょうか。しかし、人間食べずに生きている人はいないですから、結果として何も出さない人もいないわけです。水洗トイレが普及してから、私たちはそれを忘れてしまったのかもしれません。

水洗トイレの普及とともに、私たちが都合の悪いことに蓋をするようになってしまった、などと言ったら考えすぎでしょうか。

ちょっとくらいいいじゃないかと言えるようになりたい

何だかくみ取り式のトイレの話ですごく懐かしくなり、いろいろなことを考えてしまいました。しかし、現在は臭いなどあってはならないことになっています。自分や自分の家が臭うとき、平然としていられる人は少ないかもしれません。

でも、私たちは確実に昔より清潔になった分、心も狭くなったようです。考えてみれば、毎日シャンプーしないと不潔だ、気持ち悪いなどと言うようになったのも、ちょうど私(現在56歳)が思春期を向かえる頃だったように思います。

臭い、不潔だと言う人に対して、せめて私たち中高年が、「いいじゃないか、それくらい」と言って笑い飛ばせるようになりたいものです。今どき、洗いすぎ清潔にしすぎの弊害はあっても、不潔なことの害はほとんど見たことがありません。笑い飛ばしてしまうことが、日本がまだ今ほど清潔ではなかった時代を知っている者の務めのように思います。

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