先日、歯には民度が現れるという内容を記事にしました。
引きこもりは歯医者に行けない？
これはツイッターのつぶやきを見て私が思ったことを記事にしたのですが、私の次女も同じつぶやきを見て、思うところがあったようです。このブログにも数回書いていると思いますが、次女は引きこもりで、軽い虫歯があるのに、歯医者に続けて通うことができません。
それには2つの理由があります。一つは歯医者はほとんど予約制で、予約のためには電話をかける必要があることです。電話をかければ受付の人と話をしなくてはいけません。これが次女には相当ハードルが高いようで、電話をかけるくらいならもう少し我慢しようと思ってしまうようです。
そしてもう一つの理由が、何時に歯医者に行くと約束していることがプレッシャーになってしまうことです。次女は明日は歯医者に行かなくては、と考えるだけで夜一睡もできなくなり、結局診察をキャンセルしたことが何度もあります。
これは私が予約をして、当日歯医者に連れて行くことでは解決できません。まず、診察の時間に間に合うように起きて、身支度をして出かけられる状態になることが次女には難しいのです。
誰でも歯医者に行くのは、気が進まないことだと思います。普通の人でもそうなのですから、引きこもりだとか、精神疾患がある人や体調が優れない人は余計に歯医者に行けないのではないでしょうか。
確かに歯には民度（生活程度）が現れるのは一部は本当です。私や長女は少しおかしいと思えば、すぐに歯医者に電話をして予約、そして診察を受けることができます。しかし、同じ家に住んでいる次女にはそれができないのです（夫は論外です）。
予約制でない歯医者はないのか？
次女は歯医者と同じ理由で、美容院や理髪店というものにも行くことができませんでした。だから一時期、髪の毛が伸び放題になっていたのですが、予約をしなくても良い1,000円カットの店に行くことで解決できました。
しかし、予約をしなくても良い歯医者というのは聞いたことがありません。そして髪の毛が伸び放題でも大きな影響はありませんが、虫歯や歯周病を放置することは、後々大きなトラブルになる恐れがあります。
次女はせめてネット予約なら…と言っていますが、我が家の近辺にはネット予約ができる歯医者はほとんどありません。次女によれば、ネット予約なら人と会話をしなくても済む上、キャンセルもしやすいとのことです。
しかし、〇〇なら良かったのに、といくら言っても現状はまったく変わりません。予約不要の歯医者もきっとできないでしょう（治療に時間がかかるため、どうしても予約制にする必要があるそうです）。次女もすごく痛くなれば行くかもしれませんが、親としてはそうなる前に自分から行って欲しいと思うのですが。
子どもが引きこもりになって、いろいろ困っている方は多いでしょうが、こんなことでも困るんだな～、とちょっと感心しています。もう成人している娘を歯医者に行かせる、こんなこと簡単だと思っていたんですがね…
まあ、我が家の場合は夫も歯医者に行きませんから、そういう人もいるのかもしれませんね。しかし、すごく痛くなったら結局医者に頼るわけですから、あまりひどい状態にならないうちに歯医者に行く方が、自分にも医者にも良い方法だと思います。
よろしくお願いします。
