今でも産後に落ち込んだことが忘れられない・女性はみんな子ども好きで育児ができるとは限らない

いつまでも薄れない記憶 生活

昨日、長女の同級生のお母さんと話をする機会がありました。長女の同級生(女性)は、先月結婚式をあげたばかりです。長女は現在31歳。同級生の中にはもう、父や母になっている人も少なくありません。

だから、こんな話になったのだと思いますが、同級生のお母さんが私に言ったのです。

最近の若い女性は、大切にされすぎているみたいよ。子どもを産んだら落ち込んだとか、育児が嫌になったとか言って、もう精神を病んでいるみたいだって娘が言うのよ。

子どもが産まれてすぐにそんなふうになるって、どういうことか理由がわからないわ。ゆみこねこさんは、育児が嫌だとか、そんなこと思った?

私も産後落ち込んでいたと思う

普通だったら、「そうよね~」などと曖昧なことを言って話を合わせるのでしょうが、昨日の私はそれができませんでした。なぜなら、私もそんなふうになった一人だったからです。

自分でそれを隠しながら乗り越えたので、そんなにひどい落ち込みではなかったのでしょうが、確実に育児が嫌だと思ったし、これが一生続くなら耐え難いと思ったのです。

長女が産まれてすぐ(2月産まれなので、真冬だった)、夫や実家の母が二言目には「子どもをよろしくね。カゼをひかせないでね」というのがイライラして嫌だったのを今でもよく覚えています。私はこんなふうに思いました。

『子どもがカゼをひいたら、私がひかせたことになるの?私がわざとカゼをひかせたって、言われるの?』

別に夫や母に悪気があったわけではありませんが、もう少し別の言い方ができなかったものかと思います。例えば「子どももあなたもカゼをひかないように気をつけてね」とか…

夫も子育てを手伝うとは言っていましたが、それは私が思っていたのとは違いました。夜中の授乳が辛いと訴えると「じゃあ、ゆみこねこはどうすればいいと思っているの?俺だって仕事があるんだから、夜中の授乳を代わるなんて無理だよ。俺の方が休む暇もなくて倒れちゃうよ」と言われました。

夫の言い方は私にとって、とてつもなく嫌味たっぷりに聞こえたため、そんな言われ方をするくらいなら、自分でやった方がいいと思いました。落ち込むだけではなく、このとき私は夫に対して怒っていたと思います。怒りのパワーで私は産後の危うい時期を乗り越えたのかもしれません。

今でも産後のことは忘れられない

子どもの成長とともに、徐々に私の落ち込みは解消したと思います。2歳を過ぎると幼稚園入園が真実味を帯びてきます。とりあえず私の産後は終わりを告げたのです。まあ、その後も次女が産まれたことで、長女が不安定になったり、肝心の次女が幼稚園に行き渋ったりとその都度問題はありました。

しかし、問題が次々と発生するためか、長女が産まれた直後のような深刻な状態にはなりませんでした。ただ、私はそのときのことが忘れられませんでした。昨日、同級生のお母さんと話をしたときも、まるでつい最近の出来事のように、そのときの嫌な気持ちが勝手に蘇ってきたのです。

つい、私は「私は育児とか大嫌いだったし、子どももそんなに欲しいと思っていなかった」と言ってしまいました。口に出してしまってから『しまった』と思いましたが遅かったです。同級生のお母さんのびっくりした顔と大きな声…

今でも私は生後間もない我が子に虐待…などというニュースを耳にする度に『誰にも頼れなかったのかな。夜もロクに眠れなかったんだろうな』と考えてしまいます。

子どもを産んで、もう嫌だと思うのは、子どもの一生にかかわる責任の重さを感じているからかもしれないです。身体がボロボロのとき、人間はロクなことを考えません。それをお母さんのせいにしないで欲しいです。

「お母さんになったんだから育児もできる、大丈夫」という押しつけが、少子化の一因かもしれないとすら、私は思います。

私はどうすれば良かったのか

そう言えば私の目標は、子どもに危害を加えないで育てる、というものでした。うん、よく考えるとそれは達成しています。今の状態(長女はフリーターで次女は引きこもり)でも、目標達成しているのだから、良かったと思うことにします。

よく昔は子どもを持たない人に、産めばかわいくなる、などと言いましたよね。それは本当ですが(実感あり)、かわいいだけでは子どもは育てられないのもまた、事実です。私はどうすれば良かったのでしょうか。私は覚悟もなく、子どもを持ってしまったから、ダメだったのか…

同級生のお母さんも、まったく嫌な話題を振ってくれたものです。

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