ご近所さんが亡くなると、それまで少々疎遠になっていた方とも話をする機会があります。
そんなときに、なるほどと思うことがありました。
新聞が読めない?
私よりも10歳年上の女性が新聞が読めないと言います。最初は老眼のせいで読みにくいのかと思いましたが、読んでも頭に入ってこないそうです。
彼女の言葉によると、悩み相談室のような興味をひく内容で、短い文章ならなんとか読めますが、記事を1つ読むなどとてもできません。
その場にいたもう1人の女性は「難しい話は面倒だけど、家庭欄なんかは自分にも興味のある内容が多いし、読みやすいと思うよ」と言っていましたから、読めないということはないようです。
習慣付けることで、少しずつ読めるようになるのかな…などと思っていましたが、実は私にも苦手なことがありました。
私はラジオを聴いてられない
私は昔から音声のみから情報を得るのが苦手です。授業では先生の話だけではダメで、必ず要点を黒板に書いてもらわないと、理解ができませんでした(まあ、こういう人は多いと思いますが)。
授業はともかくとして、ラジオを聴くのも苦手で聴いていると終いにはイライラしてちっとも楽しめません。私の場合、音声は映像か文字が一緒にないと、情報として不完全なのです。野球中継をラジオで楽しめる人というのが、私にはまるで理解できません。
そのことを思い出したときに、新聞が読めない女性と私はまるで同じだと気が付きました。文字から情報を受け取るのが苦手なのか、音声から情報を受け取るのが苦手なのかの違いがあるだけで、情報の受け取り方法に得意・不得意の差があることは同じです。
どんな方法でも情報を受け取れる人がいる一方、不得意な方法を使われるとうまく情報を受け取れない人もいるのではないでしょうか。例えば私のような人間は、ただ言葉を言われただけでは、すぐに忘れてしまいます(決して年齢のせいだけではない…)。
自分の苦手がわかっていればトラブル回避できそう
この受け取り方は自分には合っていないとわかっていないと、いろいろと不都合なことが起こりそうです。例えば言った・言わないで起こるトラブルは、結局ちゃんと情報を受け取れていないことが原因になっているような気がします。
自分が音声のみから情報を受け取るのが苦手だとわかっていれば、ちゃんとメモを残すなどの対策を取れるようになるでしょう。自分に苦手な方法があるなら、人にもあるかもしれないと思うだけでも、トラブルになる確率は下がると思います。
まあ、新聞が読めなくてもニュースを見れば、世間の流れを知ることはできますし、そんなに問題はなさそうです。しかし、最近は新聞の購読代もかなり高くなっているので、私などは読まないともったいないと考えてしまうのですが…