先日、いつもお世話になっている床屋さんでカットをしてきました。床屋さんは私と同年代の夫婦が営んでいて、どちらも賑やかにおしゃべりをしてくれます。
私たちは皆、シニアと言われる年代のため、健康に関する話題も多いです。先日は歯のメンテナンスの話になりました。床屋さんの奥さんの方は、歯のメンテナンス、特に歯石を取るのが大好きで3ヶ月に1度歯医者に行っているそうです。
歯石を取ったらスッキリしたらしい
対してご主人の方は、痛くもないのに歯医者に行きたくないと言う考えの持ち主です。何十年もメンテナンスをせずに生活をしていましたが、先日奥さんの強い勧めで歯医者に行き、歯石を取ってもらったそうです。
歯医者で歯石を取ってもらうと、仕上げとして研磨(?)をしてくれます。ご主人はいたくそれが気に入ったそうです。実はご主人、歯のホワイトニングを考えていたとのこと。
それを聞いた奥さんが「歯石を取って、最後に磨いてもらえばすごくスッキリするよ。ホワイトニングはその後で考えてみれば?」とアドバイスをしたそうです。
歯医者で定期的なメンテナンス(保険適用です)をしてもらっていれば、高額な費用をかけてホワイトニングをする必要はないと、ご主人は納得したわけです。
夫の口の中が気になるが
私の夫も最後に歯医者に行ったのは23歳のときです。それ以来1度も行っていないので、多分歯石はたまり放題でしょう。
一瞬、床屋さんのご主人、「歯医者で歯石を取ったんだって。歯がツルツルになったって、ご機嫌だったよ」と話してみようかと思いました。
しかし、夫はもともと、体のメンテナンスにとことん関心がありません。多分、嫌だと言うばかりか、ヘタをすると「お前たちは医者の言うことに踊らされている!騙されているんだ」などと言いかねません。
夫が歯医者に行かなくなってからすでに37年が経っていますが、それで何事もなく生活しているのですから、私が余計なことを言う必要はないのかもしれません。もし本当に口の中に異変を感じたら、私が言う前に夫は歯医者へ行っていると思います。
私は治療したあとが外れてしまったり、歯が割れて激痛が走ったりと、数回はやむを得ず歯医者に行っています。それがないということは、夫は幸せな人間なのでしょう。
取れば良いってものじゃないかも…
私もかつては虫歯もないのに歯石を取りに行くなんて…と考える人間でした。しかし、あまりに歯石がたまってからでは、取る方も大変、自分も大変と言うことがわかったため、定期的に歯医者に行く方が良いと考えを改めたのです。
数年ぶりに歯石を取る、それは口を開けているだけでもくたびれる苦行でしかありませんでした。歯科衛生士さんも、「もう少し間を置かずに来ていただけると、私もゆみこねこさんも楽ですよ」と言っていたのをよく覚えています。
そのときの記憶があったため、さぞかし床屋さんのご主人も大変だっただろうと思いました。ところが彼は意外にもそれほど大変ではなかったと言います。しかも、自分でたまに歯石を取っていたと言うのです。
ウチに犬用の歯石取りがあるんで、それで犬の歯石を取ったついでに自分のもガリガリやっていたんです。あ、もちろん犬が使ったのとは反対側を使ってやってましたよ。
ご主人が愛犬家なのは私もよく知っていましたが、まさか歯石取りを共有できるほどだったとは驚きでした。
何か、人それぞれですね。30年以上も歯医者に行かない私の夫はものすごい偏屈だと思っていましたが、犬の歯石取りを使うのもなかなかのものです。自分の夫だけを偏屈だと思うのはやめようと思いました。
まあ、自分で歯石を削り取るのは、危ないのでやらない方が良いと思います。だって歯石取りは先端が鋭くなっているからです。自分の口の中は自分では見えませんし…
様々な生活習慣病も口の中の細菌が関係しているって言うし、やはり歯石(細菌の住処になる)は取ったほうが良いと思うんだけどな。私もそろそろ歯医者を予約して、また歯石を取ってもらってきます。