他の地域はどうなっているかわかりませんが、私が住んでいる地域には自治会の役員に「衛生委員」という部署があります。公園の草刈りやゴミ集積所の管理や修繕を行っている部署ですから、実際に身体を使う仕事が多いです。
実際に仕事をする人にとっては、手間賃でももらわないとやってられないと思うかもしれません。夫は昨年からその衛生委員で活動をしています。
ゴミ集積所を改善したが…
先日、ゴミ集積所がカラスに荒らされるから、何とかして欲しいという住民からの要請を受けて夫たちはゴミ集積所に向かいました(我が家からは少々離れたところです)。
ゴミ集積所自体はどこも壊れていなかったので、夫たちはカラスよけにネットを張ることにしたそうです。当地では金属製の大きなかごのような形のゴミ集積所を使っていますから、なかなか壊れることはありません。
ただし、集積所のかごの目は粗く、カラスのくちばしが容易に入り、あたりにゴミが散乱することもあるのです。それで夫たちはくちばしが入らないように集積所の内部にネットを貼れば良いだろうと考えたのでしょう。
一件落着と思われましたが、ネットを貼って数日のうちに同じ住民から再び要請が入ったそうです。
住民からダメ出しを受けて
ネットでは心もとないので、集積所の内部に板などを入れて絶対にカラスがいたずらできないようにしてください。
住民からはこのようにダメ出しを受けました。夫ははっきり言って気分を害したようです。確かに最初からこうして欲しいとはっきりと言わない住民にも否があるように思われます。
住民の方は何か思い違いをしているのかも…と思いました。夫たちは別にゴミ集積所について精通しているわけではありません。素人が善意でゴミ集積所の維持・管理をしているに過ぎません。
自治会の役員だから、当然仕事はやらなくてはなりませんが、衛生委員については、誰もが必ずやるとは限りません。本当に個人の善意の上に成り立っているわけです。要望がある場合は、具体的に言わないと通じないと思います。
同じ住民同士ですから、夫たちのやったことを不安に思うなら、自分でやってみれば良いでしょう。もし費用がかかるというなら、それは後から自治会に請求すれば良いと思います。
今日仕事が終わってから、夫たちはもう一度同じゴミ集積所に向かい、修繕をするそうです。まるで業者さんに対するような住民のダメ出しを食らって、今度ばかりは夫たちが気の毒でした(夫たちはそれで利益を得ているわけではないので…)。
自分でもできることはないかと考えて欲しい
ちなみに我が家の敷地内にはゴミ集積所が設置されています。
カラスのいたずらはもちろんありますが、掃除当番の方が片付けてくれるため、ほとんど気になりません。
また、カラスがいたずらしにくいようにと、ご近所の方(特に役員ではない)がいろいろと工夫をしてくれました。ゴミ集積所への改善を要請した住民は、自分たちでもできることはないかと考えたのでしょうか。
どうしたら良いかと相談するならともかく、要請ばかりされると同じ住民なのになぜ?と思わずにはいられないのです。