相手の言葉に色をつけずに受け取れる?私にはなかなか難しい…いつかはできるようになるのかな?

お茶一杯 生活

昨夜、もうそろそろ寝る時間が迫っていた頃です。私は最後にキッチンのシンクを乾拭きしていました(もう20年以上、毎晩拭いています)。

そこに夫がこんなことを言ったのです。「まだ、お茶ある?」

就寝10分前にお茶ある?と聞かれて

夫の言っているお茶とは緑茶のことで、まだ急須に茶葉が入っているのかと聞いているわけです。普段からよく聞かれることですが、もう後10分で寝室に行こうとしていた私はとても邪険に答えてしまいました。

こんな時間に(お茶なんて)あるわけないじゃん。私は一体いつ片付けをすればいいのよ。

確かにもう寝る直前のことで、急須は洗って、茶葉を捨ててしまったし、電気ポットのコンセントまで抜いてしまっています。普段なら夫はしつこく「あ~あ、お茶が飲みたかった」と言ってくるのですが(こんなときに他の飲み物を勧めても、夫は決して納得しません)、昨日は違っていました。

「俺はただお茶があるかどうか聞いただけじゃないか。何もそんなふうに言わなくても…」と言って黙り込んでしまったのです。

その言葉を聞いたときには、とても反省しました。

相手のボールに色をつける私

いつも夫は文句を言ってくる、これは私が勝手に思っていることです。私にとっては文句でも、夫には夫の緑茶を飲みたい理由があるのでしょう。それを考えずに、私は早く寝たいために、また文句を言われたら面倒だと思い、言われる前に強い口調で文句を抑え込もうとしてしまったわけです。

私は以前、「相手が投げてきたボールはそのまま受け取れ」という言葉を聞いたことがあります。ボールとは言葉のことで、大体のトラブルは相手の投げてきたボールに勝手に自分が色をつけたから起こるのだそうです。

相手のボールに色をつける、というのは相手の言葉を自分で意味づけて、解釈するという意味でしょうか。まあ、相手の言葉を受け止めるのは自分なので、多少色がつくのは仕方がないかもしれません。

ただ、相手の気持ちをまったく無視した解釈をしたうえ、勝手に反応して(昨夜の私なら強い口調で夫を抑え込もうとした)それを押し付けてしまっては、相手もたまったものではないでしょう。

相手のボールに色をつけるのはこんなとき

私が「相手が投げてきたボール云々」の言葉を聞いたのは、次女が小学生のときですからもう16年は経っています。聞いたときにこれは私のことだと思い、気をつけようとしましたが、いまだに私はボールに余計な色をつけて受け取ってしまいます。

特に相手から文句を言われる、非難されると思ったときに、色が濃くなるような気がします。そんなとき、私は過剰に防御してしまい、そのために口からは荒々しい文句が出るようなのです。

この極端に文句を言われたくない、非難されたくないという気持ちは一体どこから来ているのか…自分でも不思議な気がします。これでは自分のためになる言葉にまで心を閉ざしてしまうのではないかと心配です。

とにかくお茶の件は、お互いに不満がたまらないような工夫をしたいと思います。寝る前に飲むときは茶葉を紙パックに入れるとか、急須を洗うのは翌朝にするとか…

インフルエンザが治ったばかりの夫に悪かったな~、と思っています。色をつけずにただボールを受け取る、言葉を聞いた当初から難しいだろうなと思ってはいましたが、やはり相当難しいです。死ぬまでにできるようになるんだろうか…

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