我が家は夫も長女もカレンダー通りの休みではないので、つい忘れがちですが世の中は我慢の3連休でしたね。でも、皆さん我慢ばかりはしていられなかったようで、観光地にはたくさんの人々が押し寄せたようです。
みんなどうしたら良いのかわからない
私はまるでコロナのことなど忘れたかのような各地の賑わいと、感染拡大の危機感を煽る報道の両方を見ました。どっちにすれば良い?自粛?それとも経済を回すために外に出た方が良いの?と、私の気持ちもバラバラになりそうでした。
前回のスペイン風邪の流行からすでに100年、今生きている日本人たちにとってはコロナはほぼ初めての感染症の流行です。どうしたら良いのか、わからなくて右往左往してしまうのも仕方がないことかもしれません。
それにしても、もう少し後のことを考えれば良いのに、と思うのは私だけでしょうか。
キャンペーンは早すぎた?
経済を回していくのも、もちろん大切です。しかし、Go toキャンペーンをするのには早すぎたのではないかと思います。もしするとしたら、感染が拡大したときのことをどうするのか考えておくべきでした。
そのときになってから、慌ててこの地域をキャンペーンから除外するとか、一時停止をするなどと言われても、利用する人も困るのではないでしょうか。
このまま感染拡大が続くと、再び医療体制が逼迫してしまうなどと、いつか聞いたようなことも言われていますが、あまりにも進歩がなさすぎます。ワクチンも特効薬もないのですから、人が動き出せばコロナが再び増えるのは当然と考えるべきではなかったのでしょうか。
また、個人が感染対策をしっかりしながら、キャンペーンは続行するなどというのも、おかしいです。まるで個人に責任を丸投げしているようですし、そんなことで旅行や外食を果たして楽しめるものでしょうか。これなら、キャンペーンの予算をすべて観光と外食産業に回して、多くの企業を救済した方が良かったと思います。
私が必要だと思う対策
キャンペーンをやるための対策として、私が必要だと思うのは安心して治療が受けられることです。よくコロナの引き合いにインフルエンザが出されますが、同じ感染症でもインフルエンザはちゃんと近所の病院で治療が受けられます。しかしコロナでは今のところそれが難しいです。
大体の人が何事もなく終わる病気だとも言われていますが、突然重症化する危険もはらんでおり、やはり医師に診てもらいたいと思うのが当然だと思います。
私は今年の4月に風邪の症状が出て、かかりつけ医の診察を受けようとしましたが、コロナを警戒するため、自家用車から降りることも許されず、検温と顔を見せただけで多くの薬を処方されました。薬をのんで事なきを得ましたが、とても診察を受けたとは言えません。
つまり今の私の気持ちは風邪の症状が出たらアウト、だというものです。夫も同時期に風邪を引きましたが、やはり扱いは私と同じようなものでした。夫は人権侵害だとばかりに、医師の扱いを怒っていました。1度でもこれを経験してしまうと、コロナも風邪と同じようなものなんでしょう、などとは言えなくなってしまいます。
キャンペーンと治療はセットで!
よく観光と外食産業には休業と補償はセットでと言われてきました。それと同じでキャンペーンと治療体制の拡充はセットで行われるべきでしょう。
今のままではもしキャンペーンで出かけてコロナに感染してもちゃんとした治療をすぐに受けられるという保証がどこにもありません。それなのに、テレビでは人でいっぱいの観光地を映し出すわけですから、見ていてイライラしてきます。
治療を受けられる保証さえあれば、コロナに感染することについても考えは変わってくるでしょう。お年寄りや小さな子ども、持病のある人はあくまでも感染を防ぐ必要がありますが、大多数の健康な人なら、感染には抗体を確保するという面もあるのではないでしょうか。
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