懐かしの映画を見て気になったのは洗剤の箱・昔の洗濯洗剤の箱は大きくて、買うのが大変だった

洗濯洗剤 生活

先日、私が10代の終わりか20代の始めのころの映画をやっていました。主演は薬師丸ひろ子さんです。途中まで見て寝てしまったのですが、一番心に残ったのは、薬師丸ひろ子さんと相手役の世良公則さんがコインランドリーで語らうシーン。

今から40年前にコインランドリーはすでに一人暮らしの人にとって、欠かせない存在だったのだとわかります。学生時代の同級生も利用したと聞いたことがありました。当時、コインランドリーは洗剤などは自分で用意しなくてはなりませんでした。

洗剤の箱を見て思い出したこと

劇中でも世良公則さんが洗濯機の中に自分の粉末洗剤を振り入れていましたが(計量スプーンなどはなく、彼は箱の横に開いた口から、豪快に洗剤を振り入れていた)、その箱を見てそう言えば、昔の洗剤の箱はすごく大きかったと思い出したのです。

家族で使う場合、洗剤の箱は高さ30cm以上はあったのではないでしょうか。母がよく、洗剤とお米が同時にきれると買ってくるのが大変だとこぼしていましたから、重さも相当あったのだと思います。

今のようなコンパクト洗剤が出現したのは私が成人してからです。母がいち早く飛びついて買ってきたのは花王のアタックという商品でした(ネットで調べると、アタックの発売は1987年、私は23歳でした)。

このとき、洗剤の箱の大きさは1/4になったそうです。それでも、今のコンパクト洗剤と比べるとまだ大きかったような…

しかし、発売したばかりのコンパクト洗剤を前に、母と2人で「本当にこれで今までの洗剤と同じ回数洗えるのかな?」とワクワクしていたのも、今では懐かしい思い出です。

良いことは忘れるのが人間?

今では洗剤はコンパクトなのが当たり前になっています。そうでなかったときのことなど、映画を見るまではすっかり忘れていました。そう言えば箱が大きいと、使い始めの頃は重くて大変だったっけ…

実家では箱からドボドボと洗剤を入れることはせず、カップで計っていたような気がしますが、もう定かではありません。あのときのことを思うと、今は全自動洗濯機になったし、洗濯に関してはとてもラクになったのだと思いますが、それを今まで自覚することはありませんでした。

もしかすると、人って良い方に変わったことは忘れてしまうんでしょうか?悪い方に変わったことはきっと忘れないのに。それで、感謝の気持ちも忘れてしまうってこともあるかもしれませんね。

私だって、洗剤がコンパクトになったおかげで本当に洗濯がラクになった、なんてもう全然思っていなかったです。

時代は本当に良くなっているのか?

40年前、着ている服は今とほとんど同じだし(若者はデニムパンツにTシャツでした)、自動車もたくさん走っていたけれど、洗剤の箱は大きいし、携帯電話もありませんでした。

どっちが良いんだろう…と考えてしまいます。今は何でも便利になっているようですが、反面今はお米も卵も自由に買えません。

40年前に20歳だった私、まさか60歳になったらこんな世の中になっているとは思ってもみませんでした。あの頃から生きている人みんなが今、同じ思いをしているのかも。

いやぁ~、それにしても映画を見て覚えているのが、洗剤の箱(確かトップだった)って…目の付け所も歳とともに変わってしまうのでしょうか。

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