昨年、有名なブロガーの阪口ゆうこさんがサイトを立ち上げました。ライターを募集していたので、ダメでもともと、と応募してみたら、どうぞとお迎えしてもらえたのです。
ライターとして集まったのは家庭の主婦・主夫たちばかり。家事や育児、介護に仕事をしている中でどうやって一人の時間を過ごしているのか…、これをみんなで語り合おうという感じのサイトでした。
その後、サイトはどうなったのか、お知らせしようと思います(別に誰も興味ないと思うけど…)。
みんなの中で一人だけ浮いていた私
一人って寂しい、などとネガティブなイメージが付きまとっていますが、一人の時間を充実させることが、主婦や主夫の充電になる。だから自分一人の時間の過ごし方が他の誰かの役に立つかもしれないわけです(こんな過ごし方もいいね、と思えるから)。
サイトに参加しているライターの皆さんは、いろいろな時間の過ごし方をしていて、前向きでキラキラしていました。企画としてグランピング(キャンプの豪華版ですね)なんかもしていたようです。
で、私の一人時間の過ごし方は「掃除」だったんです。私は子育てで忙しいさなか、身も心もグチャグチャになりましたが、掃除をすることで何とか自分を保つことができました。だから、掃除の力を侮ってはいけない、とずっと思ってきたし、今も現に思っています。
ただ、皆さんのキラキラした一人時間の過ごし方の中で、私の掃除は明らかに浮いていました。文章にしても、つまらないような…それでも、4~5回は原稿を提出したと思いますが、何だか回を重ねるごとに、居心地が悪くなってきたのです。
出した原稿が忘れられる
最後に原稿を提出したのは昨年の11月でしたが、何の反応もなくなりました。それまでは提出後1週間以内に反応があり、修正などを行っていたのですが、そのときは待てども待てども反応がない…
自分よりも後に提出した人の原稿が次々とOKをもらったり、修正箇所を指摘されたりしているのですが、私の原稿に対しての反応はありません。どうしたのかな、と待っているうちに、そのまま年を越してしまったのです。
結局、記事を提出してから3ヶ月たったとき、自分で「記事を1つ提出していますが、どうなったでしょうか?」と問い合わせをして「単純に連絡ミスで原稿を確認していませんでした。取り急ぎ確認するのでお待ちください」と回答をもらいました。
その後、すぐに原稿は承認されてサイトに掲載されたのです。
やめようか、やめるのをやめようか…
今思うと阪口さんはその頃体調が悪く、全てに目が届かなかったようです。もともとサイトを立ち上げる前からメンタルの病になったことをご自分のブログに書いていたくらいです。
しかし、それがわかっても私の居心地の悪さは消えませんでした。もうやめようかとも考えましたが、せっかくライターと名乗ることができるのに、やめてしまうのはもったいないとも思いました。考えがぐるぐると同じところを回るようで、どうしたものかと思っていたのです。
そうしたら、今月に入ってから阪口さんより連絡がありました。もともとプロバイダが1年契約だったので、このままサイトは消滅しますとのこと。阪口さんは体調が良くなったので、ご自分の仕事に注力したいそうです。
思わぬ形での決着
同じところをぐるぐると回っていた私の思考は、サイトそのものがなくなったためにピタリと止まりました。久しぶりにサイトをのぞいたところ、すでに中は見られない状態でした。
あ~あ、せっかく書いた私の記事…と思わないでもありません。サイトのために書いたものを他で発表するわけにもいかないので、もうあの記事たちが日の目を見ることもないでしょう。
サイトのために悩んだ日々はなんだったんだろう…と思いますが、思わぬ形で決着がつくこともあるんですね。しかし、少しだけでも夢を見られたのも事実です。有名ブロガーに自分の文章を添削してもらえたし。
だから、良しとしましょう。今は拍子抜けした状態ですが、また何か新しいこと、ワクワクすることができると良いですね。どんな形でも物事は決着がつくのだということもわかったので、これからはもっとフラットな気持ちで新しいことに臨めると思います。


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