このブログでも数回紹介しているブログ「すべてがユルい春子の日記」。数年間疎遠になっていたお母さん(超高齢)との同居の様子を興味深く読んでいました。
最近ではお母さんが食事ができなくなったとのことで、ブログを読んでいると春子さんの心配と戸惑いがヒシヒシと感じられました。
みんな同じ経験をするのか?
実は私も夫の祖母が生きていた頃(24年前です)、同じような経験をしたことがあったのです。敷地内同居をしていた夫の祖母が急に食欲不振を訴え、食事を持って行っても、食べたくないし食べられないと言って受け付けてくれなくなりました。
何も食べないと身体に悪いと思って、手を変え品を替えましたが、祖母の場合は卵豆腐をほんの少し食べる程度でした。
あれから私の周りで祖母だけではなく、高齢の方が数人亡くなりました。その人たちに共通していたのは、まず食べられなくなるということでした。今回春子さんのブログを読んで、祖母が食べられなくなったのは、自然なことだったのだと確信しています。
卵豆腐なら喉を通ると思って祖母に勧めて、祖母も「これなら何とか食べられるよ」と言ってくれましたが、あれは祖母が孫の嫁ということで、私に気を使っていただけだったのかもしれません。
入院することで安心な面もある
これはすでに祖母が亡くなっているから思えることで、現在お母さんの苦しむ様子を見ている春子さんはとても辛いはずです。ブログによれば、お母さんは入院することになったとのこと。面会にも制限があるそうなので、お母さんにも春子さんにも不安な日々が続くでしょう。
ただ、不安な日々の中にも、安心できることもあると思います。医療的な心配をしなくて良いことです。自宅でただ寝ているだけだと、具合の悪い人も介護をする人も、本当にこれで良いのか、もっとできることはないのかと考えてしまいます。しかし病院にいると思えば、その点だけは安心できます。
完全に安心できるわけではありませんが、少なくとも自分の責任を数人で分担することはできるでしょう。
なるべく望み通りに過ごして欲しい
これから春子さんのお母さんがどうなるのか、こればかりは誰にもわかりません。なるべくお母さんの望み通りになると良いな、と思います。
現在の自宅には不満がたくさんありそうなお母さんですが(騒音が気になるらしいですが、病院の方がもっとうるさいはずです)、それでも娘と一緒に暮らせて、ある程度自分の思い通りに生活できるのは自宅のはずです。もう一度、自宅で自由に春子さんと過ごせると一番良いですね。
春子さんのブログを読んでいると、祖母のことや実家の母のことを思い出します。春子さんのお母さん、祖母、母、3人はみんな同じ道を通るのだと思います。私はこういうことを忘れないようにしたいです。
最後になりましたが、渦中の春子さんは無理をせず、自分を大切にしながらお母さんと向き合って欲しいです。無理をして自分が潰れてしまったら、一番困るのはお母さんですから。