毎日のように読んでいるブログ「夕ごと日記」。昨日はお金の貸し借りについての記事がアップされていました。
ブログ主であるお雪さんは、かつてご近所に住む女性から借金を申し込まれます。
女性の境遇(住宅ローンの返済)に同情したお雪さんは申し込みを受けて、お金を貸しますが、それをきっかけに女性との関係がぎくしゃくしてしまったそうです(借金はちゃんと返済してもらった)。
私なら貸せない
よくお金を貸したな~、というのがまず最初に私が感じたことです。もし、自分が同じ境遇になったとき、近所の人にお金を借りに行くでしょうか?
一人の人が貸せるお金には限りがあると思います。首尾よく借りられても、それはその場しのぎにしかならないでしょう。借りた相手にお金を返すためには、別の人から借金をする羽目になると思います。
そうして借金を繰り返すうちに、近所での信用を失い、たとえ住宅ローンが支払えて家は残っても、自分は孤立することになるかもしれません。だから、私なら近所に借金には行かない。そして自分の一存でお金を何とかしようとは思いません。
借金を申し込んだ女性にパートナーがいたとしたら、パートナーは経済状況について、どう考えていたのでしょうか。私なら、パートナーとともに、もう一度方法はないかと考えるよう伝えたいです。
借金を返してもらえない時…
お雪さんは無事に貸したお金を返済してもらうことができました。これは本当に素晴らしいことです。もし、返済がなされなかったら、お雪さんの心には深い傷が残ってしまうところでした。
我が家は幸いにして他人にお金を貸したことはありませんが、夫のきょうだいには相当な回数と金額のお金を渡しています。なぜ、貸したと言わないのか。それは返ってくる見込みがなかったからです。
貸したお金が返ってこない、これは貸した側の心をかなり傷つけます。
借金を返済しないということは、貸した側のことを軽く見ていることになります(重く見ていたら、踏み倒せないですよね)。
それに、借りる人はそのお金を持って行ってしまうことで、貸した側の生活がどうなるかを考えていません(まあ、考える余裕がないのでしょうが)。
これはお金がないことが、自分にどんな影響を与えたのかをわかっていながら、身近な人の生活には一切配慮がないことにはならないでしょうか。
それなら、貸したと思わずあげたと思った方が精神衛生上良いのです。最初から上げたと思おう、と夫と私は自分をなだめていたわけです。
それをせずにお金を貸したお雪さんの心は、お金を返済されるまでにずいぶんと消耗したと思います。だから、借金相手との関係がぎくしゃくしてしまったとしても、無理はありません。
少額を貸して欲しいと言う人もいたが…
私の独身時代、実家の母にひんぱんにお金を貸して欲しい、と言ってくる女性がいました。その女性、決して大金を要求するわけではありません。
1回に3万円から5万円くらい。無理をすれば何とかなりそうな金額を言うそうです。母は1回も貸したことがないと言っていました。度々借金を口にする女性のことを信用できないとも。
確かに1度貸せばもう終わりという保証はどこにもないし、度々貸していては、1回数万円でもすぐに何十万という大金になるでしょう。
借金を断ると、女性からは「え~、3万円も出せないの?」などと言われたそうですが。
後々、女性は近所中の人に借金を申し込んでいたことが判明。中には複数回求めに応じた人もいたそうで、しかもその人は、返済を受けずに亡くなってしまったとか。
本当にお金を借りて返さないことをなんとも思わない人っているのです。私は良いお付き合いのためには、お金の貸し借りはしないことが大切だと思わずにはいられません。
お金の貸し借りはお付き合いを壊してしまう
ちなみに夫のきょうだいへの私の気持ちは、今でも良いものではありません。できれば、なるべく付き合いたくない、近寄りたくないという気持ちです。お金のことで、こんなに影響を受ける自分が情けないとは思いますが、これも仕方がないでしょう。
お金を返さない、ということで私や夫が踏みにじられたのですから、私の気持ちは真っ当なものだと思います。お雪さんも、ご近所さん(かつて借金を申し込んだ女性)に対して心苦しく思う必要はまったくないと言いたいです。


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