長女が牛乳が好きで、ずっと配達してもらっていたほどでした。瓶の牛乳はおいしいという長女の言葉をずっと真に受けて、数年前まで牛乳を配達してもらい、結構な金額を費やしていました。
暑くて牛乳消費が増えた
しかし年齢とともに長女は牛乳にお酢やココアなどいろいろと混ぜものをして飲むようになりました。そうすると牛乳本来の味はそれほどわかりません。だから配達も止めたのですが、私はしばらくの間は、少々高い牛乳を買っていました。
配達を止めさせたので罪滅ぼしの気持ちもあったし、かなり値段は安くなったので良いと思っていたのです。でも、最近は暑いせいかやたらと長女が牛乳をがぶ飲みするようになりました。
牛乳を買う回数が増えて、気付いたことがあります。それは長女は牛乳の味がよくわかっていないということです。いや、牛乳なら何でも好きなのかもしれません。
低脂肪乳も長女は黙って飲みました。どちらもおいしかったと長女は言っていました。
どちらにしても、手頃な値段牛乳を買うようになってから、長女は今までよりも遠慮なく牛乳を飲むようになったということです。
いろいろ買ってみるように
それなら、ブランドにこだわって牛乳を買う必要はありません。いろいろと買ってみることにしました。低脂肪乳も飲んでみると、さっぱりしていて夏には良い感じです。
ただしグラタンなどを作るときには、低脂肪乳だとなかなかホワイトソースにとろみが付きません。フルーチェなどの牛乳と混ぜて作るデザートも低脂肪乳だととろみがつかないそうです。
この間は初めて1パック98円という値段で売られている低脂肪乳を購入しました。もちろん量は1Lです。私としては結構な冒険をしたつもりでしたが、もちろん何事もありませんでした。
考えてみればこの日本で安いと言うだけで、品質が劣っていることはないはずです。味は違うでしょうが、それは個性であって優劣ではないのかもしれません(つまり好みでしょう)。
拍子抜けもしたし、何年も牛乳に高いお金を払ってきたことは何だったんだろう、と考えてしまいました(もちろん金額だけが全てではありません。特に食べ物は身体作りに直結しているので、値段での冒険はほどほどにした方が良いのは言うまでもありません)。
自分で決めつけていたのかも
それでも、いつもと違うものを買って、おいしくないと文句を言われると嫌だ、と私の方が考えすぎていたのかもしれません。
私が自信なさそうに「これ、いつものと違うんだけど、どうかな…」などと言うから、家族から前の方が良かった、とか変に節約しないでよ、などと文句が帰ってきたのでしょう。
夫も最近は発泡酒で気に入った銘柄のものができました。数年前に私がビールだけだとお金がかかるから、発泡酒も試してみて、と言ったときにはこの世の終わりのような顔をして文句を言っていましたが、最近は美味しい発泡酒もできたのだそうです。
1度買って失敗だと思っていても、発泡酒のように、そのもの自体が進化することも十分にあり得ます。失敗をいつまでも気にしていては、かえって自分にとっての良いものを見つけられないかもしれません。
買い物で冒険できる
定番商品をカゴに入れるのをちょっと我慢して(よくわかっている定番商品なら、気分が楽です)、新しいものに挑戦するのは、主婦としての気分転換になるし(同じ〇〇でもこんなに違うんだという発見ができます)、うまくいけば節約にもつながります。
我が家ではこだわりの塩を止めて、スーパーで一番安い塩を買っても誰も気が付かなかったこともあります。1つのものを決めて使うのももちろん良いことですが、たまには見直して小さな冒険をしてみてはいかがでしょうか。
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