孤独な主婦は何をしている?

生活

ブログもそうですが、動画にも孤独な主婦が配信しているものがあります。「ボッチ主婦」と称している主婦の動画を私も含めて、たくさんの人が視聴しています。

動画を見て、自分だけじゃないと感じる

孤独な主婦と動画配信は一見矛盾するようですが、実はとても意味があるように思います。現実世界のお付き合いでは、わざわざ自分から私は友だちがいないとは言いません。私自身がそんなことを言われたら、さぞかし困るでしょう。どう返事をすればよいのかわかりません。

自分が孤独だと思っている人は、みんな自分のような人間がこの世にいるのだろうかと不安になっているはずです。そんなときに、たとえ画面の向こうにでも、自分と同じ友だち付き合いが不得手な人がいるとわかると、夜道に明かりを見つけたときのようにホッとするのではないでしょうか。

年を取ってからの孤独は大きい

私はまだそれほどの数の動画を見たわけではありませんが、動画を配信する人は概ね自分よりも若い人のようです。これから先が長いし、やるべきことがたくさんあります。孤独感にさいなまれるのは、もっと先のことだと思って良いでしょう。

60歳が近づいていくると、明らかに人生の半分は終わったと感じます。こんなに早く終わったのなら、もう半分もあっと言う間に過ぎるのではないかと思わずにはいられません。人生は儚い、こんなことが急に真実味を持って目の前に立ちふさがります。

何だか、一人で人生を終わる覚悟を迫られている様な気持ちになるのです。私には家族がいますが、家族がいても孤独感が埋まるかと言うと、そうではないように思います。子どもは巣立っていくでしょうし(たとえ同じ家に住んでいても、成人した子どもが親の孤独感を埋めないでしょう)、夫には夫の世界があります。自分の面倒は自分で見るしかないのです。

軽々しく友だちを作るべきではない

動画を見ていて思いましたが、やはり友だちがいない人は、自分と他人の差が気になっていて、なおかつそれをちょうど良く埋められないようです。一方的に相手に合わせているうちに、何だか疲れてしまって、もうお付き合いはいいや~、ということになってしまっているような気がします(自分がそうなので、そう思うだけかもしれませんが)。

疲れてしまう人に対して、それでも友だちを作るべきだとは誰も言えないはずです。

私は自分と人の差を一々気にしないよ。差はあって当たり前でしょ。気にする人がおかしいから、考えを変えた方が良いんじゃない?

と言う人もいるかもしれませんが、そんな人は自分と他人の間に深い谷のような差があっても、単に気がついていないだけかもしれません。

私が子どもの頃、私の母には友だちが多い方が良い、誰とでも仲良くできた方が良い、という価値観がありました。私は成長しても、多くの人にその価値観があるのを感じましたが、これは何か根拠のあることだったのでしょうか。

作らなくてはならないから、友だちを作った結果、付き合いだしてから色々と粗が目立つような気がします。

もし、本当に相手に魅力があったら、自分との差は新たな魅力の発見につながります。それはちっとも嫌なことではなくて、喜ばしいことです。本当はそんな人が出てくるまでは、友だちを作らない方が良いのだと私は思います。

デフォルトは孤独だとみんなが認めるべき

友だちはたくさん作るのではなくて、本当に付き合いたい人に出会うまでは作らない方が良いのではないでしょうか。だから、孤独な主婦は特別な存在ではなくて、人間の基本形だと私は思うし、世の中の人の考えもそう変わるべきなのです。

ところで、孤独な主婦が結婚しているのはなぜかという疑問も湧いてきそうです。本当に人付き合いができないのなら、結婚もできなさそうですね。私は、これは女性同士の付き合いより、恋愛感情がからむ男女交際の方がわかりやすいからではないかと思います。

「好きだ」とか「付き合って欲しい」などとはっきりとした始まりがあるのが良いのです。これで一応は自分と相手の足並みが揃い、思いの差がなくなって、付き合いが続けられるのではないでしょうか。

ただ、結婚してしまうと夫が妻の孤独感を埋めるのか、そこには疑問があります。かえって、孤独を深めるようなこともあると思うのです。

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