引きこもり出してから早5年目の次女。最近のコロナと暑さのせいで、もっと外に出なくなりました。ところが昨日、珍しいことに窓が汚いから拭きたいと言い出したのです。
次女はもともと風が吹き込むのが嫌、虫が入ってくるのが嫌と言って、夏になっても窓をほとんど開けません。それが拭きたいと自分から言ったのですから、さぞひどい状態になっているだろうと予想はしていました。
窓の掃除は面倒だけど
そして、次女の部屋の窓は、その予想を上回る汚さでした。結局1度ではキレイにならず、そのまま掃除はお終いになりました。疲れた次女はもう2度と窓を拭きたくないなどと言っています。
汚すぎて、キレイにならないから、掃除したくないというのは誰でも感じることですが、掃除をしないで放っておくと更に汚れが蓄積するだけです。そこそこの仕上がりで良いから、地道に定期的に掃除をすれば、何とかある一定のラインを保てるのではないかと思います。
窓以外は次女が自分で最低限の掃除をしていました。だから、そこまで汚くはないのです。窓にはカーテンがありますから、私もそこまで汚れているとは思いませんでした。
成人していてもたまには部屋の状態を確かめたい
このように、引きこもりでもそうでなくても、成人した子どもの部屋は盲点になる可能性があるのです。
もう、いい年なのだから、親が掃除してあげる必要はないし、と考えてつい意識の外に追いやってしまうのです。まさか成人した息子や娘の部屋に、小学生のときと同じように入ろうとする人はいないでしょうし、それが正しいのだと思います。
しかし、たまにはどのような状態になっているかを確かめないと、次女の部屋のようにひどいことになってしまいます。
子どものプライバシーは尊重されるべきですが、やはり子どもが住んでいる家というのは、親が建てたもの(あるいは借りているもの)であるはずです。家の中の一室がどうなっているのか、親は把握する義務があります。
それが嫌だ、うるさいと言うなら、子どもは早く独立して家を出ていくべきでしょう。それが巣立ちだと私は思います。
長女の部屋の窓もきっと汚い
次女の部屋を見て、急に長女の部屋も心配になりました。我が家の長女は漫画家として活動しているため、部屋の中は絵の道具や漫画で溢れています。窓を拭こうにも、拭くための脚立を置く場所もないのです。もし窓を拭きたいなら、漫画を描くのに使っている学習机の上に載るしかありません。考えていると、胃が痛くなってきます。
取り返しがつくうちに、家中の窓をキレイにしたい、これは無理な願いなのでしょうか。長女は窓が汚いことなど、きっと気にしないでしょうが…