毎日暑いですね。今日はとうとう、体が思うように動かなくなりました。いつもの掃除も休み休みやっています。こんな時期に、お中元だお盆だといろいろと面倒なことがあるのはなぜでしょうか。
それでなくても面倒なお付き合いです。なにもイライラしやすい夏になくても良いのではないかと思えてなりません。
キャベツの後はスイカが届いた
夫の家はかなり昔から今の場所に家を構えているため、親戚もたくさん近所にいます。夫の母の実家も現在の家から徒歩3分くらいのところにあります。夫の母は私たちが20歳の頃に亡くなりましたが、母の兄は80歳を越えた今でもとても元気です。
母の兄、つまり夫の伯父が我が家に度々たくさんの野菜を届けてくれます。先日もキャベツを8玉くれたので、とても困りました。
この伯父が今回は我が家にメロンやスイカ、その他もろもろを届けてくれました。我が家ではメロンやスイカを食べるのは私と長女だけです。スイカなら4分の1もあれば足りるのですが、堂々たるスイカがまるごと1個届きました（一昨年までは2個届いたのですが、私の願いが届いたのか1個減りました）。
伯父はまた私に「食べられなかったら、捨てれば良いから」と言って帰っていきました。しかし、私はいまだに食べ物を捨てるのに抵抗があります。捨てれば良いとはどういうことなんだ、と腹が立ってきます。
夫にも腹が立つ
夫はニヤニヤ笑いながら、こんなことを言うので余計に腹が立ちます。
捨てても良いって言ってるんだから、気にすることないじゃん。気持ちよくもらっておいてあげなよ。俺は野菜はなんだって、食べるよ。ママが毎日食卓に載せれば良いんだよ。
捨てれば良いと言いますが、腐った野菜は重いです。それをまとめるのも嫌な作業です。いつも駄目になったものは、仕方なく捨てていますが、その度になぜ私がこんな思いをするのかとの憤りを感じます。
野菜が好きだという夫ですが、野菜だけでは文句を言うので（夫は肉体労働をしているため）、結局野菜と肉を消費できる献立を考えなくてはならないし、調理をするのは私の仕事になります。ただ、生の野菜をそのまま食卓に載せるわけではないのです。
しかも大量の野菜はダンボール箱に入って届けられます。私は中身の心配をするとともに、ダンボールの始末も考えなくてはなりません。ダンボールはたたんで縛るのも、数がかさむと大変です。夫は私がそんなことを感じているとは思ってもみないようです。
こういうとき、所詮夫は私の文句は他人事として聞き流しているんだな、と感じずにはいられません。
お返しも考えなくてはならない
夫はいただいてばかりでは悪いから、伯父にお中元を贈るべきだと言っています。毎年、お中元を贈ると、お返しにとさらに野菜や果物をいただくので、私は戦々恐々としています。
夫はネットでお中元の品を調達することはありません。自分の目で確かめて購入したものを自分で相手の家に届けてこそのお中元だと言っています。それは正しいことだと私も思いますが、毎年何を贈るかを考えることから始まり、実際にお中元を贈るまでは一仕事になります。
いただいた後はいかに消費するかを必死に考えなくてはならず、余ってしまったらその始末も考えなくてはいけない上に、お返しまで考えるのは、私にとってとても大変です。
頑張って乗り越えたい
この季節にこのような面倒があるのは、誰かに自分の人間性を試されているような気がします。私は夏は暑いから嫌いですが、このような面倒があるのも大きな理由になっていると思います。いつも夏が終わるとホッとするのは、暑さがおさまるからという理由の他に、お盆やお中元といった面倒が終わることも影響しているようです。
いっそのことあげないし、もらわないと割り切ってみんなが生活すれば、気持ちも楽だし、無駄も減るのにと思いますが、それだけになると余計にお付き合いが減ってしまうのを夫や伯父は恐れているのかもしれません。
ちょっとは良いことも
いつかは誰かが終わりにするお付き合いです。娘たちにとっては顔も知らない祖母の実家とのお付き合いがいつまでも続くとは思えません。だから、今スッキリさせてお互いに楽になれたら、と思うのですが、そうはいかないのでしょうか。
しかし、夏を越えると、その後の生活はとても気が楽になります。これも夏に一仕事を終えているからでしょうか。夏以外にも野菜をたくさんいただくことはありますが、しばらく外に置いておいてもすぐに腐ったりしないので、本当に気が楽です。
夏に人間性を試され、合格するとその後は楽に生活できるというご褒美を与えてもらっているのかもしれません。だから、なるべく笑顔で伯父にお礼を言いたいのですが、多分今回も私の顔はこわばって能面のようだったことでしょう。伯父には本当に申し訳ないです。でも本当に重荷なんです…
