展示会の準備で忙しいときに、家の中でもいろいろあった長女は今、少し疲れているように見えます。
もともとアトピー体質だったため、皮膚の状態も悪く、いかにもストレスをたっぷりと抱えているようです。そして、今度は太ももの皮膚がピリピリと痛いと言い出しました。服の生地が触れても痛みが走ると言います。
原因不明の痛みとは?
私はよく冬に乾燥が原因で太ももの内側の皮膚がピリピリしますが、長女はそれとは違うようです。乾燥している自覚はないし、触っても別にザラザラしているわけではないそうです。
長女は自分の症状をネットで調べ始め、自分と同じではないかと思われるものにたどり着きました。それが「神経障害性疼痛」です。これは何かの原因で神経が過敏に応答するようになり、痛みを感じてしまう症状です。
原因には帯状疱疹や糖尿病、椎間板ヘルニアなどの様々な病気が考えられますが、ストレスが原因になっている場合もあるようです。
症状が軽いうちなら市販の鎮痛剤を飲むと良いとネットに情報があったため、長女は早速飲んでいました。しばらくすると嘘のように痛みがなくなったと言って、今朝も元気に出勤していきました。
痛いときは自分で正しい対処をするのが難しい
我が家でも市販の鎮痛剤は常備していますが、頭痛、生理痛のときだけしか使いません。それ以外に使いみちがないような気がしていましたが、鎮痛というくらいですから、このような場合にこそ使うべきだったのかもしれません。私はネットで情報を見て、初めて『ああ、そうか』と納得しました。
私も以前頭皮が痛かったことがありました。そのときは少し触っただけでも、ピリピリと痛く、自分でも一体どうしたのだろうと思っていました。私は原因をネットで調べることには気が付かず、ましてや鎮痛剤を飲むことなど考えず、じっと我慢をしていました。
自分で気がついて鎮痛剤を飲んでいたら、痛みを我慢する時間は少し短くなったのかもしれません(私は決して鎮痛剤をお勧めしているわけではありません。かえって頭痛の原因になるため、月に10日以上の服用はするべきではないそうです)。
しかし、自分で痛みを堪えているときには、正しい対処を考えるのも難しい場合があります。私は度々、どこかが痛いのにもかかわらず、何の対処もせず、ただひたすらうずくまっていることがあります。
とりあえず鎮痛剤で痛みを抑え、その間に医師に診断してもらうとか、眠って少しでも体力を回復することができるかもしれませんから、鎮痛剤は決して無駄な存在ではないはずです。
普段から具合が悪いときに備える
具合が悪くないときから、痛くなったらとりあえず鎮痛剤、と思っておくだけでも違うかもしれません。そして市販の鎮痛剤では効果がないときは、それが医師に診察を仰ぐべきだという判断材料になるのではないでしょうか。
まあ、鎮痛剤にも副作用がある人もいるし、できれば使いたくないのは誰でも一緒でしょうが…ちなみに、あまりにも痛くなってからでは鎮痛剤の効果は発揮できないそうです。ひどくなりすぎないうちに飲むのも、大切なことのようです。いろいろな面から、我慢は禁物と言えるのです。