スーパーではセミセルフレジが一般化してきたようです。商品をスキャンしてもらうのだけ、店員さんにやってもらって、会計は自分でするというあれです。
自分の手間はそれほど変わりませんが(お金をレジに入れるか、店員さんに手渡すかの差はほとんどないと思います)、それで店員さんの手間が省けるのなら、お金くらいは自分の手で入れようと思います。
コンビニのレジに慣れない
普段行くスーパーは決まっているので、もう無意識にお金を入れている状態ですが、最近近所のコンビニエンスストアでもセミセルフレジになりました。これはほんの少しだけですが、スーパーのものとは勝手が違います。
無意識にお札を入れようとしている手を軌道修正しなくてはならないため、微妙に時間がかかります。それに自分の頭の中では、
スーパー:なるべく何でも自分でやる
コンビニ:店員さんがやってくれるサービスを甘んじて受ける
このようにゾーン分けができているようです。だから、私はコンビニの商品が少し高くても文句を言わずに買っています。そして1度や2度セミセルフレジになりました、と言われたところで、身体は以前の通りの行動を取ろうとしてしまうのです。
コンビニに行く頻度が少ないのも、レジの変更に慣れない原因のような気がしています。私は、すでに2回位は、コンビニのレジの前で数分間ただ立っているという無駄な時間を過ごしました。また、店員さんも何も言わないのです。
「お客様、当店はセミセルフレジになっております」と一言言ってくれれば、あの気まずい時間を味合わなくても良いのに、と思うのは中高年のひがみなのでしょうか。
普通のレジがあるコンビニを探す
そこで私はつい、普通のレジがあるコンビニの方へ行くようになりました。自分に順応性が無いのかと思いましたが、我が家の次女も、普通のレジが良いと言っていましたから、人間は変わるのがとことん嫌いなものなのかもしれません(次女にも順応性がないのかも…)。
そう言えば、ガソリンスタンドがセルフ方式になったときも、自分でガソリンを入れるのが嫌で、一生懸命セルフでないスタンドを探したものです。それも慣れてしまえば、どうってことはありませんでした。
自分でガソリンを入れて、こぼしたらどうしよう、などと思っていたのですが、実際のところそんなことは1度もありませんでした。ファンヒーターの灯油を入れる手間とほとんど変わらないと思っているほどです。第一、今ではセルフではないガソリンスタンドはほぼありませんから、私は自分でガソリンを入れることに慣れるしかなかったわけです。
どこでもセミセルフレジになってしまったら、仕方がないから人間は慣れるのでしょう。中高年だから慣れないのではなく、下手に他にも選択肢が残っているから、甘えてしまって慣れることができないのかもしれません。