親子2代でタートルネックが苦手

生活

昔はそんなことはありませんでしたが、年々冬になると首元を温めたほうが快適に過ごせるようになりました。タートルネックの出番になるわけですが、私は中高年と呼ばれる年齢になるまで、タートルネックを着ることができませんでした。

タートルネックを切ってしまった母

特に首にピッタリとフィットするタイプの襟は苦手で、着ていると首から肩にかけてガチガチに凝ってしまうほどでした。無理して着ていると首が気になってたまらず、ずっと襟元を引っ張っていることがよくありました。

私の母もタートルネックが苦手で、ちょうど今の私の年齢の母が、人からいただいたタートルネックのセーターの襟元を、ハサミでバッサリと切ってしまったことがありました。

母は編み物ができたので、切った襟元の編み目をきれいに拾い、繕って、別の形の襟(タートルネックよりも少し低めのハイネックくらいだったでしょうか)に作り変えたのです。いくらタートルネックが苦手だからといって、ハサミで切ってしまうのは、乱暴だな~、とびっくりした記憶があります。

ハイネックなら、何とか着られる

現在、私はフリースなどの首元がゆるめのものや、タートルネックよりも襟が低めのハイネックなら着られることがわかったので、冬は愛用しています。でも、寒いときには大丈夫でも、少しでも暖かな陽気になると、途端に首元が苦しく感じられるから不思議です。

だから、おしゃれな女性がしているように、体にピッタリとフィットするタートルネックのセーターを着ることはできそうにありません。黒いタートルネックのセーターなどは、大人の女性が着てもよく似合うと思うので、残念でたまりません。

どなたかがブログに1サイズ上のものを選ぶと、余裕があって苦しくないと書いていましたが、もしダメだったらもったいないと思うと、怖くて試していません。

タートルネックが今は思い出に

母と私は顔も性格も似ていないのに、タートルネックが苦手というおかしなところが似ているのは自分でも不思議ですが、これは母が私を育てたからなのでしょうか。

昔はタートルネックを切ったことが、母の性格の激しさを表しているようで、とても嫌だと思っていました。母は、私が幼い頃のトイレトレーニングについて振り返り、お漏らしたらひっぱたくことでおむつが取れたと、堂々といい切るような人だったのです(まあ、時代のせいもあったとは思います)。

でも、母が亡くなって5年がたつ現在、タートルネックが苦手なのが、母の遺伝だと思うと、何だか微笑ましい気持ちになってきました。現在でも、我が家ではタートルネックのセーターを着る人はいません。私が苦しい、といい過ぎたのかもしれません。

でも、冬は首と手首、足首の3つの首を隠せといわれています。ここを寒さから守れば、体の冷えを防げるそうです。タートルネックは冬の健康を守るためにもピッタリの存在です。だからタートルネックが苦手なのに、首回りを暖めたくなっている私は、年とともに本能に忠実になっているのかもしれませんね。

コメント

  1. 葉月 より:

    今は、首にぴったりフィットするタートルネックはトレンドではありません。緩く長めのタートル部分をクシュッとたるませるのが流行りです。これだとお洒落な上にチクチクもしませんよ。私はコートの襟を汚さないため、冬はタートルばかりです。気に入ったものは色ちがいで揃えたりします。

    • yumikoneko より:

      タートルネックも、いろいろと変遷があるのですね。
      私は何年も前のユニクロのフリースを着ているような服装環境なので、目からうろこです。
      コメントありがとうございました。

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