相性が悪いと思っているのは、関係が対等な証拠だと思ったブログ

母娘から友人に? ブログ好き

誰でも家族の悩みを持っているのだな、そしてそれは我が子と言えども例外ではないのだと実感できたブログがあります。まあみんさんという女性のブログです。タイトルにアラフィフと入っているため、私よりは一世代若い年齢でしょうが、彼女の長女さんは私の長女や次女と同年代です。

まあみんさんと長女さんは似た性質を持っているようで、話をすると度々言い争いに発展してしまうのだそうです。2人を近くで見てきた次女さんにも、性質が似ていると指摘されるそうですから、磁石の同じ極が反発し合うようなものかもしれません。

言い争いになるのではなく、言い争いもできる関係

私にしてみると、言い争いができる親子関係というのは本当に信頼できるように思われます。どちらかが我慢をしていれば、きっと言い争いにはなりません。私たちは他人とめったに言い争いになりませんが、それはどちらかが我慢をしているからでしょう。

それをせずに済むというのは、本当にお互いが相手を信頼している証拠ですから、ゆめゆめ私たちは相性が悪いとか、気が合わないなどと思わないようにしなくてはなりません。自分で悪いと思ってしまうと、本当に関係が悪いような気になってしまいます。私は長女さんが臆せずに母親であるまあみんさんに物を言えるのは、とても良いことだと思います。

この人には言っても仕方がない、と思えば、人間は無駄なことはしなくなります。何でもハイハイと聞いて、やり過ごしながら家を出る機会を伺うようになるでしょう。でも、長女さんはいろいろとまあみんさんに口ごたえをして喧嘩にまでなるわけですから、そこには親子の域を越えた対等な関係が築かれていると考えるべきです。

腹を割って話せない悩みもある

私は私の娘たちと言い争いになることはめったにありませんが、だから信頼関係が築けているかと言うとそうではないと思います。私の長女は現在28歳、次女は25歳ですが、子どもの頃から少し強いことを言うと涙を流して言い返そうとはしませんでした。話がそこで終わってしまうのです。今まで他愛のない話はたくさんしましたが、それだけです。いわゆる腹を割って話すということがありません。

現在長女は漫画家になると言って、アルバイトをしながら生活しています。次女は大学を中退してからずっと引きこもりを続けています。世間一般に普通とされている生き方をしていれば良いというものではないですが、娘たちがこのままの状態で良いはずもありません。私と夫も60代がすぐ目の前に見えているため、不安もたくさんあります。

それなのに深い話ができないもどかしさが今の私と娘たちにはあります。

実家から独立することで、さらに対等な関係に

まあみんさんの長女さんは、まだ実家にいることで、2人の関係は親子という枠にとらわれているのかもしれません。長女さんには自分でも気づかない甘えがまあみんさんに対してあるような気もします。

しかし、この先長女さんが実家を出て独立すれば、2人の関係は名実ともに対等になるわけです。そのとき、長女さんはきっとまあみんさんにとって頼もしい存在になってくれると思います。耳の痛いことを言ってくれる、信頼できる相手と言うのはそうはいないものです。娘がそんな相手になってくれるというのは、とても幸せなことではないでしょうか。

また、長女さんにとっても言い争いができる関係は宝になるはずです。人間にはたとえ言い争いをしても大丈夫、終わりにならない関係がある、これをわかっていれば、ちょっとやそっとではへこたれない人間になれるはずだからです。人間と人間の関係には、良い面ばかりではないことはいずれは誰もが知りますが、あらかじめ家庭内で教わっておけばショックも少ないのではないでしょうか。

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