また夫が足が痛いと訴えています。痛風の発作ですが、前回の発作からまだ1カ月程度しか経っていません。
何だか段々と発作が頻繁になってきたような気がしますし、痛みも前回に比べると強いようで、いかにも苦しそうな様子です。ただ歩くだけでとても痛いようで、これでよく仕事に行けるのもだと感心するほどです。
自分では気を付けていたつもりだった?
夫自身は最近尿路結石と痛風発作に見舞われたことから、酒を控え、食事も食べ過ぎないように気をつけているつもりでした。それなのに、なぜ、という気持ちになったようです。確かに夫は本当に苦しいときには、酒も食事も我慢していました。しかし、日にちが経つにつれ、気が緩んでしまったように見えました。
夫は週に数日酒を飲まない日を作っていたのが、また毎日飲むようになりました。前に比べて量が減っているから、毎日飲んでも良いのだというのが夫の理屈です。その上、酒の量が減っているからというのを言い訳にご飯の量がとても増えました。それだけでなく、口直しに甘いものを、と甘いものまで食べるようになったのです。
これではまた具合が悪くなるかもしれない、と私は不安を感じていたのですが、それは的中してしまったわけです。何度か注意をしようかとも思いましたが、自分で気を付けているつもりの人に注意をしても、かえって反感を買うのではないかと思い、できませんでした。夫はすぐにこんなことを言うのです。
これ以上気をつけて食事を減らしたら、俺は痩せすぎで死んじゃうよ!力仕事や外仕事が多いんだから、たくさん食べないと力が出ないでしょう!
自分のことは自分に見えない
本当に夫を見ていると、自分の姿を俯瞰してみるのは想像以上に難しいことがわかります。そして、人間は何かに依存していないと生きていけないということも。大抵の人は、1つの欲望を我慢できたと思っても、その分他にしわ寄せが行っているだけではないでしょうか。
酒を減らしているから、その分甘いものを食べても平気だとか、酒を減らしていてつまらないから、スマホのゲームをしようとか、私も含め、大抵の人はどうしてもそんな考えになってしまいます。しかし、結局代替品は代替品でしかありません。どこかに不満がたまり、その不満が結局健康を害することにつながるような気がします。
我慢をした挙げ句、健康も害してしまうわけですから、良いことは1つもありません。私も夫ももうすぐ60代です。我慢して自分を痛めつけてしまうことは避けたいものです。だから、私は夫が医者に行き、尿酸値をコントロールする薬を処方してもらえば良いと思います。
欲望には素直になった方が良いかも
尿酸値をコントロールすれば、痛風発作が起きる可能性はかなり低くなるでしょう。それで安心して酒を楽しめば良いと思います。夫には、ムダに代替品を見つけてすがるよりも、酒を飲みたいという自分の気持ちを大切にして欲しいです。
あまりに痛くて苦しかったのでしょう。夫は自分から医者に行くと言いだしました。我が家の近所の医院です(先日お世話になっていた医師が亡くなりました)。
ちょうど医院はゴールデンウィークのため、明日から長い休みに入るところでした。今日診察してもらえるのは、考えようによっては運が良いことです。今度こそきちんと薬を服用して、尿酸値だけでも安定させて欲しいです(夫は心臓も悪いのですが…)。
薬が大嫌いな夫。口癖は薬は毒!ですが、もう人生の残り時間は半分も残っていないはずです。自分が苦しい思いをしないためには、毒でも良いじゃないかと思う私です。