最近、新しいことに挑戦してみました。と言っても、ごく小さなことです。先日家計簿アプリを使いだしたという記事を書きましたが、それよりもまだ小さいかもしれません。
私は毎朝、一通り家の中を掃除しますが、その方法を少し変えたのです。動線を意識して、一階での作業がすべて終わってから、二階の掃除をするようにしました。
自分のやり方が変えられなかった
今まで私は同じ作業はまとめてやりたいと思っていました。例えばモップ掛けなら、家中すべてのモップ掛けを一度に終わらせていたのです。それが済んだら、今度はトイレ掃除、そして風呂掃除へと移っていました。
モップ掛けで一階と二階を往復した後、トイレ掃除でも一階と二階を往復していました。ただ、同じ作業をまとめてこなすのは、効率が良いと思っていたし、階段を何回か往復するのは良い運動になると思っていたのです。
しかし、朝5時に起きて弁当作り、朝食の準備を終わらせてからすぐに掃除に取り掛かるにも関わらず、掃除と洗濯をすべて終わらせるともう9時を越えていることがよくありました。やはり何度も一階と二階を往復している今のやり方ではダメなのかもしれないと思い、試しになるべく一階と二階を往復せず、一筆書きのように移動することを心がけてみたのです。
するとその日のうちに効果は現れました。朝の家事が一通り終わると、私はパソコンを立ち上げるのですが、その日はいつもより30分以上も早くパソコンの前に座ることができたのです。
やり方を変えるのに抵抗があった
実は私は1つの作業をしていると、なかなか違う作業に移ることができません。違う作業をするためには、少なからず気持ちを切り替える必要がありますが、私はそれが苦手で、ずっと同じことをしたくなる性質があるようです。
だから、一階での掃除をすべて終わらせてから二階に移るというのは、抵抗感があったのも事実です(どうしてもモップ掛けはまとめて終わらせたかった…)。掃除のやり方を変えてもう1週間ほど経ちますが、いまだに違う作業に移るときは、『え~っと、次は…』と考えている自分がいます。
しかし、考える時間を入れても、全体でかかる時間は短縮されているわけです。この方法には効果があるという証拠だと思います。よく動線を意識する、などと言われていますが、初めて私はこのことに納得できました。
私は今まで自分の首を自分で締めていた?
それにしても掃除の仕方は誰に言われたわけでもなく、長い間にいつの間にか手順が決まっていました。つまり私が自分でやりだしたわけです。それなのに、一度定着したやり方を変えることができませんでした。
人間は変化が苦手だと言いますが、たとえ最初に自分が決めたことでもある程度の期間続けてしまうと、それを変えるのが嫌になってしまうのかもしれません。何だか他にも見直した方が良いことがあるような気がしてきました。
自分で自分の首を締めるということが、生活をしていると意外に多いのかもしれません。掃除についても、また良い方法があったら柔軟に変えていきたいと思っています。