私には数年に一度、トライし続けていることがあります。それは指笛を吹くことです。だから正確には楽器とは言えませんが、昔コーラスの先生が、人間の体も楽器であると言っていましたのでこのタイトルにしました。
なぜ指笛が吹きたいのか
指笛を拭きたいと思ったのははるか昔、子どもの頃のことです。ドラマやアニメの中で指笛を吹く場面がありました。名犬を呼ぶには口笛ではなく、よく響く指笛が必要なようでした。見よう見まねで指笛にトライしたものの、音はまったく出ず、場面再現とはなりませんでした。
悪戦苦闘をした結果、なぜか口笛が吹けるようになり、練習を積んで音階も取れるようになったのです。小学生だった私は口笛で様々な曲(口笛吹きと犬とか)を演奏するのに夢中になり、年がら年中口笛を吹き続けた結果、母からうるさいと苦情が着たのでした。
口笛が吹けるようになったことで、しばらくは満足していましたが、やはり指笛でなければ名犬は呼べません(我が家に犬はいませんが)。それで数年に一度思い出したように指笛にトライしてみたくなったわけです。
また、数年に一度沖縄の音楽がヒットを飛ばすことも指笛への思いを再燃させることに繋がりました。沖縄の音楽が演奏されると、必ず指笛の音も聞くことになりますから。
今年は指笛への思いが強くなる?
今年も沖縄県の本土復帰50年を記念して、特集番組が多く放送され、指笛の音を聞く機会が増えたように思います(朝ドラもやってますし)。それで、また指笛にトライしてみているのですが、全然できるようになりません。
ネットの普及により、今回は指笛の吹き方を検索して、書いてある通りにやってみていますが、それでもできません。まあ、指笛の音の出し方など、ネットの記事には書ききれない何かがあるのでしょう。ネット記事を書いた方も1カ月は練習した、などとおっしゃっていますので、私には当分練習が必要なようです。
指笛の練習で良いことがあるかも?
口笛の練習と違い、指笛の練習は少しの時間でもとても疲れます。呼吸の問題でしょうが、頭がクラクラします。しかし、スポーツ吹き矢でも、深い呼吸をすることで健康増進に役立つそうですから、指笛も健康に良いのではないでしょうか。口周りの筋肉も刺激されるため、たるみにも良いかもしれない、などと勝手に期待しています。
結局、私はただ指笛を吹きたいというのも気恥ずかしく、いろいろと理由をつけているのですが、お金がかかることでもないし、誰に迷惑をかけるわけでもない(音が出るようになったら迷惑かも…)のでもっと堂々とやろうかな、とも思っています。
ただ、客観的に考えるとおばあさんに近いおばさんが必死に指笛を吹こうとしているのは、結構怖いかもしれないですね。それでもいいや、練習しよう!
指笛の他にも手笛だの歯笛だの、人間の体はいろいろな音色を出せるようです。私はそれらにもとても興味がありますが、自分でも不思議です。どうしてこんなに音が出したいのでしょうか。そして我が家で口笛を吹くのは私だけです。指笛の練習をしている私を家族は冷ややかな目で見ています。