久しぶりにスーパーで見知らぬ人に話しかけられました。以前は定期的にあったことですが、コロナ禍になり話しかけにくい時期が続いたのだと思います。
これはコロナへの警戒感が緩んできた証拠なのか、もしそうなら喜ばしいことなのか、などとも思いましたが、私は一瞬返事に困ってしまいました。私が話しかけられたのはスーパーのリサイクルステーションでした。
リサイクルステーションの前で話かけてきた女性
リサイクルステーションは、最近よくスーパーに設置されており、ペットボトルや食品トレーなどのリサイクルできる資源ゴミをいつでも出せます。それぞれ、回収するものにより専用のボックスが並んでいて、私は必ず買い物をする前に、資源ゴミを出すようにしています。
私に話しかけてきたのは私よりも一回りくらい年上の女性(多分60代後半)で手にはゴミ袋を持っていました。その中にはプラスチックゴミと思われるものが入っており、女性はこう言ったのです。
これはここで引取ってくれるんですよね?
私が見たところ、リサイクルステーションで引取ってもらえそうだったのは、食品トレーだけでした。それを伝えようとしたところ、ちょうどリサイクルステーションをいつも片付けている担当の女性がやって来ました。
そして、「それはプラスチックごみですよね?ここでリサイクルできるものではありませんよね」と少々強い調子で言ったのです。私はその調子に驚いてすぐにその場を離れたのですが、その後どうなったのか、ちょっと気になりました。
何だか気になったけど
ゴミ袋を持って私に話しかけてきた女性は自信なさげでした。どうして、スーパーのリサイクルステーションで、あんなに自信なさげだったのか、私にはわかりませんが、気の毒だな~、と思いました。スーパーのリサイクルステーションは、その店によって違いがあるため、私も別のスーパーに行こうとすると、これは回収してもらえるのかと、不安になることもあるのです。
しかし、リサイクルステーションを片付ける立場としては、相手の言い分ばかり聞いていられないでしょう。現にそのリサイクルステーションに家庭ごみを置いていってしまう人がいるようで、注意書きまでしてありました。
担当の女性はきっとそんなゴミの片づけまでしなくてはならず、嫌になっていたのではないでしょうか。だから、ゴミ袋を持った女性への口調がきついものになったのかもしれません。
コロナ禍で家で飲食をする人が増えたため、きっとリサイクルステーションに持ち込まれる資源ゴミの量も増えていたのだと思います。片付け担当の女性は、いつでも仕事に追われているようでした。
また、お互いにマスクをしているため、誤解も生じやすかったとも考えられます。口元が見えない状態では表情が半分わかりませんから、相手の口調が必要以上にきつく感じられたりすることもあるのでしょう。
コロナ禍が終わったら違う世界になっているかも
今年はコロナ禍となって3年目になります。そろそろコロナ禍もそろそろ出口が見えて来たようですが、出口から出てきたときに待っているのは今までとは違う世界なのかもしれないな~、などと考えてしまいました。
みんないろいろと大変なのだということはよくわかりました。なるべく大変そうな人は刺激せず、平穏に暮らしていきたいです。