家の点検の後で発覚したことから、人間性について考えさせられた

点検作業員 生活

6月3日に家の点検をしたという内容の記事を書きました。

点検の翌日驚いたこと

無事安心と思っていたら、とんでもありませんでした。屋根裏の点検をするための扉が開けっ放しだったのです。私もきちんと確認をすれば良かったのですが、点検口は2階の夫婦の寝室内にあるウォークインクローゼットの天井にあったため、うっかりしていました。

点検口から屋根裏の様子を見るためには、作業員が脚立や養生シートなどの荷物を持ってクローゼットの中に入らなくてはなりません。ジャマになるだろうと(正直、狭いところに知らない人と一緒にいるのが嫌でした)、私は今までの点検はほとんどクローゼットの外で待っていて、終わるとそのまま階下に行くという流れだったのです。

つまり私は点検に立ち会っているようでいて、今まできちんと後を確認してこなかったということになります。しかし、開けたものは閉めると疑いを持っていなかった私は、自分がろくに後を確かめないということについて、疑問も持ちませんでした。

ところが今回、掃除のためにクローゼットの中に入ると、天井から点検口の扉がダラリと垂れ下がっていました。一応点検口は銀色の断熱材のようなもので塞がれていて、中が直接見えることはありませんでしたが、ゴキブリやコウモリを恐れて、玄関のドアの明け閉めまで神経質になっている私には堪える光景でした。

夫の文句が炸裂

自分で脚立を持ってきて閉めようと試みたのですが、扉は落ちてきてしまいます。これは扉を閉めた後にネジで固定する必要があるのではないかと、夫に頼むことにしました。

ところが扉の内部の部品が摩耗でもしているのか、本来はすぐに締められるはずのネジがまったく閉まりません。自分の正面とか下にあるところのネジを締めるのではなく、真上にある点検口のネジを締めなくてはならないため、首なども痛かったのでしょう。夫の大声での文句が始まってしまいました。

普通、忘れるかよ。なんでプロの後始末を俺がしないといけないんだ!最近どいつもこいつもちゃんと仕事しない奴らばっかりだ!

人間どちらが良いのだろうと考えた

多少時間はかかったものの、最終的には点検口はきちんと閉まりました。私は点検口の内部が劣化していたことから、これは忘れたのではなくて、閉めたはずなのに開いてしまったのかとも考えました。しかし、我が家では裏庭の塀に扉がついているのですが、それも開けっ放しになっているのに気が付きました。どうも、開けたら開けっ放しの方が点検に来てしまったようです。

来られた方は男性2名でしたが、どちらも感じの良い方でした。もちろん顧客の前ということもあるでしょうが、さすがに接客業なのだなと思わされました。一方、彼らの後始末をした夫は、やることはきちんとやるけれど、おべんちゃらやその場しのぎの言い訳は決してしません。だから、仲間と飲みに行ってケンカになることもあります。

人間としてどちらが良いのでしょうか。私が単に客の立場なら、きちんとやることをやってくれる夫のような人間が良いのでしょう。しかし、妻として大声の文句に付き合わなくてはならないのは閉口します。もう30年ですから、閉口しきっています。

しかし、その場だけ調子が良くても、これではね…と思った次第です。庭の扉くらいなら、いくらでも閉めますが、点検口はちょっと面倒くさいです。それにしても、なぜ点検口がクローゼットの中などにあるのでしょう。前に記事にも書きましたが、廊下の突き当りにでもあれば、まさか開けっ放しで帰ってしまうことはなかったでしょうに。

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