定年退職後の不安は母も感じていたようだ!母がなんとかしたように、私もやっていきたいと思う

生活の不安 生活

夫の定年退職後の生活に不安を感じている、という内容の記事を書きました。

母も不安を感じていたようだ

今、考えると私の母も定年を迎える時期に不安になっていたのだと思います。今から30年以上前、私が結婚したばかりのころによく不安を訴えていました。

やはり生活の不安が大きかったようで、どんな仕事でも良いから働けたら…とも言っていました。私の父は49歳のときに脳出血で倒れ、その後73歳で亡くなるまで働くことはありませんでした。母が46歳で正社員となり、家族の生活を支えたのです。

46歳で正社員となるまでは、母はほぼ専業主婦でした。その間、きちんと国民年金に加入していたのかも、わかりません。もしかすると、母の年金は私が思った以上に少額だったのかもしれません。そうすると、母が不安になるのも無理のない話です。

しかし、当時の私(20代の後半でした)にはその不安を理解することはできませんでした。正確には、理解していないことすら、理解できなかったのです。

定年退職を迎えることを前からわかっていた話です。それを今更どうこう言っても始まらないだろう、と思っていました。今まで家族を支えてきた母が、定年退職を迎えるからと言って、不安を訴えることが私には意外に思われたくらいです。

そして、母ならなんとかできると思っていた私は、生活の不安とは自分の趣味などに使うお金が足りないのだと思いました。私は母に対して「たまにはお小遣いをあげようか」などと言ったのです。

母は「そういうことじゃないのよ」と言っていましたが、終いには私に話が通じないことがわかったのでしょう。諦めたように、もういいと言って生活の不安に対する話は終わりになったのです。

今なら私にも母の不安が理解できる

本当にあのとき、母は不安だったのだな…と今になってわかります。母も父もいつまで生きるかわからない、お金だっていくらあれば良いのかわからな中で、積極的に収入を得る道は閉ざされてしまいます。

今、我が家がそうであるように、当時の母も給与と年金額の違いを痛感したかもしれません。不安を感じない方がおかしいと思います。

ただ、そんな母も79歳で亡くなるまで、私に借金を申し込んだこともないし、娘たちのお祝いには精一杯の気持ちを贈ってくれました。亡くなる直前には弟のためにと、自宅の水回りのリフォームだってしたのです。

つまり、なんとかなったわけです。父が亡くなったときは支給される年金額が減り、再び生活の不安を感じた母でしたが、その後もそれまでと変わらない生活をしていたように見えました。母がそんなふうに生き抜いたことは、今の私の大きな支えになっています。

ただ、不安になった母にもう少しマシな言葉をかけてあげられたらな~、と思いますが、こればかりはどうしようもありません。私の娘たちだって、今の私や夫の心中を察することなどないでしょう。まあ、大抵のことはなるようにしかなりません。

私もあまり流れに逆らわず、でも家計の引き締めは一生懸命にやっていこうと思っています。

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