この数年継続して読んでいるブログがあります。
このブログを書いているみいさんは、様々なハラスメントの問屋のようだったご主人のもとを飛び出して一人で生活をしています。スーパーで働き、勤続15年だそうです。ブログには仕事のこともあれこれ書かれており、やはり女性が多いスーパーで働くのは大変なのだと思っていました。
驚いた突然の退職
グチをこぼしてもみいさんは気持ちを切り替えて、仕事に向かい合っており、立派だなと感じていました。きっとご自分の言葉通り、70歳まではスーパーで頑張るのだと思っていたのです。ところが数日ブログを読んでいなかっただけなのに、みいさんは退職してしまい、とても驚きました。
原因は人間関係で、仲良くしていたパートさんがもともといたボス的な存在のパートさんと結託してみいさんに辛く当たるようになったそうです。最後にはみいさんからパワハラを受けたと上司に訴え、上司もそれを信じてみいさんの仕事の配置換えをしたとのこと。
仲良くしていたパートさんに裏切られたという思い、そして長く勤めていても自分の主張を信じてくれなかった上司に対する不信感などが重なり、みいさんは仕事を続ける意欲を失ってしまったのでしょう。
今みいさんは自分の状況があまりに変わってしまったことにとても驚き、受け入れることもできていないようです。ブログを読んでいるだけの私にとっても、みいさんの状況の変化はとても大きく、驚かずにはいられません。
中高年は良くも悪くも安定する年代と思っていたが
何となく私は中高年と言われる年代になれば、良くも悪くも生活は安定し、大きな変化はないような気がしていました。ところがそうではないことが、今回ブログを読んでいるだけでも、ヒシヒシと伝わってきました。そして、これだけの大きな人生の変化を目の当たりにすることはめったにないと思えてきたのです。
みいさんはこの先どうなるのか、と不安な気持ちでいるのかもしれません。みいさんは今人生の変化の真っ只中にいます。だから俯瞰で自分を見ることは難しいでしょう。しかし、ブログの読者というのは、外側からみいさんという人物を見ているわけです。
私もブログの読者という視点から言わせてもらうと、今みいさんは底に来ているのだと思います。底なんて、ひどい言い方かもしれませんが、底まで来たら底を自分の足で蹴って、上昇することができると思うのです(中途半端なところにいたら、蹴って上昇することができないと思います)。
みいさんが上昇するかもしれない、という気持ちが今の私をとてもワクワクさせています。上昇してどんなところに行こうと、それはみいさんの自由です。
人はいくつになっても変わりうる、その証拠が今のみいさんかもしれません。後々、『あのときスーパーのパートを辞めていて良かった。でなかったら、今の私はなかった』と思うときがきっと来ます。ぜひ、そんな明るい未来を私たちに見せて欲しいと思っています。
とりあえず、今はゆっくり休んで英気を養って欲しいです。人生にはいっぷくする時間が必要ですよね。