新型コロナが季節性インフルエンザと同等の5類になって、早1ヶ月以上が経ちました。コロナ自体に何の変化もないでしょうが、私たちの気持ちには大きな変化があったようです。私の周りの人たちが、コロナに感染した事実を隠さないようになったのは、大きな変化だと思います。
我が家の周りは感染者0?
緊急事態宣言が出ていた頃、周りでコロナに感染したという話は聞いたことがありませんでした。近所の人とも「こんなにコロナに大騒ぎしているのに、周りで感染した、って言っている人が一人もいないってどういうことだろうね?」と言ったくらい、実際に感染した人の話は聞いたことがありませんでした。
大騒ぎをしているメディアと静まり返っている我が家の周り。この対比が何とも薄気味悪かったです。メディアが騒いでいることが真実なら、我が家の周りで感染者が一人もいないのはおかしなことです。もしかしたら、みんなコロナに感染したことをひた隠しにしているのかもしれない、こう考えるともし自分が感染したら、一体どうなるのかと恐ろしいような気がしました。
まあ、メディアが大げさに報道している、真実でない報道をしていると考えることもできましたが、それは自分が現在住んでいる国を根本から疑うことになります。それはそれでとても怖いことです。
本当にコロナとともに歩む時代が始まった
結局、コロナが5類になってから実は…とコロナ感染を打ち明けられたことが数回ありました。中には半年で2回感染したと言っている人もいたのです。私は昨年の年末から年始にかけて一家で感染したました。我が家は全員ワクチンを接種していませんでしたが、接種済みの人たちも感染したそうですから、ワクチンの効果ってどうなんだろうと考えてしまいました。
今までワクチン接種をしていないことに、ともすれば引け目を感じていましたが、どうやらもうあまり気にしなくても良さそうです。もちろん接種をすれば症状が軽いなどのメリットがあるのでしょう。しかし、同時に副反応のデメリットがあります。
これからは自分の状態に応じてメリットとデメリットを天秤にかけて判断しても良い世の中になっていくのではないでしょうか(だってワクチンを接種しても、感染の可能性はなくならないわけですから)。
とりあえず、やっと感染を隠さずに言える雰囲気になってきたのは、とてもありがたいことです。体調が悪いのに、さらに周りに隠さないといけない、などと考えるのではストレスが溜まります。これでは、余計に治りが悪くなると思われます。
また、気楽にコロナだと言える状況なら、周りに隠したいために、コロナと診断されるのを恐れて診察を受けないという人が減るのではないでしょうか。気楽になって良かったと思いますが、同時にこれからが本当のウィズコロナだと言う気もします。
人間は生きている限り、病気とまったく無縁と言うわけにはいきません。うまく付き合っていくことも必要です。私たちはコロナからそれを学んでいるのかもしれない、と思うのです。まあ、コロナはならないに越したことはありませんが。私はコロナの後遺症で、今でも嗅覚がおかしいです。勝手に焚き火の煙の匂いがするのです…