先日、久しぶりに春巻きを作ろうと思いました。早目に具を炒めて、冷ましておこうと普段よりも早い時間に調理を始めたのです。具も良い感じに炒め上がり、後は春巻きの皮を冷蔵庫から出しておこうと思いました(冷たいままだとうまく剥がれないため)。
買ったはずなのに、ない!
ところが冷蔵庫にあるはずの皮がいくら探しても見当たりません。買い物に行ったのはその前日。春巻きの皮をカゴに入れたのをはっきりと思い出せます。レシートも確認してみたところ、私はちゃんと春巻きの皮を購入していました。
やはり買ったんじゃないかと、冷蔵庫だけでなく冷凍庫や野菜室、ストックを入れる引き出しや戸棚の中、はてはエコバッグの中まで調べたのですが、春巻きの皮が出てくることはありませんでした。結局、春巻きの具を野菜炒めとして食べることになりましたが、私の気持ちは収まりません。
追い打ちをかけるように夫はこんなことを言いました。
パパはちゃんと最後に確認するからね。パパと一緒に買い物に行けば、こんな失敗はしないと思うよ。
夫の言葉には納得できない
夫はさらに、スーパーに連絡すれば春巻きの皮の代金は帰ってくるのではないかと言います。しかし、もし私がスーパーのカゴの中に春巻きの皮を置き忘れたのだとすれば、皮はそのまま数時間放置されていた可能性があります。
春巻きの皮が発見されたときには、もう廃棄処分にせざるを得ない状態だったかもしれません。すると謝罪をしなくてはいけないのは、私の方です。1つの食品をムダにしてしまったのですから。
どちらにしろ、私は夫の言葉には納得できないようです。
この失敗には原因はあるのか
私は数年前から、似たようなことを繰り返してきました。年に1度あるかないかという頻度のため、家族はそれほど心配していないようですが、私自身はその度に自己嫌悪に陥ります。できれば、こんな失敗はしたくないと思っています。
昨年、私は橋本病であることがわかりましたが、この病気にはブレインフォグ(頭に霧がかかったようになり、考えることが難しくなる)のような症状が出る場合があるそうです。それを知ったとき、私は自分が失敗する理由がわかったと思い、とてもホッとしました。病気が理由なら、治療をすれば大丈夫だと思ったのです。
確かに橋本病の治療が始まると、私の頭の中の霧は晴れたように感じました。夫や長女の休み(シフト制で不規則)をしょっちゅう間違えて、要らない弁当を作ってしまうことがなくなりました。このまま行けば、もう失敗はしないかも、と思っていたら、今回またやってしまったというわけです。
橋本病の治療を始めてほぼ1年が経とうとしていますが、私の頭の中にはまた霧が立ち込めてきたのかもしれません。これは自分で考えていても、埒が明きませんね。そろそろ、通院の日がやって来ますから、しっかり調べてもらおうと思います。
でも、これ橋本病のせいじゃないとしたら…どうしましょう。