猛暑でプールが中止になる!私にはそれも仕方がないと感じる理由があった

暑すぎ プール中止 生活

暑い日が続いていますが、あまりにも暑いために小学校の夏休みのプール開放が次々と中止になっているそうです。がっかりしている子もいるのでしょう。しかし、このプール開放、実は危険と隣り合わせなのではないか、と私は思っています。

夏休みのプールで事故が

私が小学生だったのは今から50年ほど前のことです。当時のプール開放は学校の授業と違って気楽なもので、私は意外に楽しく参加していましたが、当時このプール開放のときには、登下校だけでなくブールに入っている最中も、保護者が付き添いをしていたのです。

まだ専業主婦をしている母親も多かった時代、当番になったお母さんが付き添ってくれたのですが、あるとき私の母が当番で一緒にプールに出かけたことがありました。そのときに事故があったのです。当時小学校6年生だった男の子が飛び込みをして、プールの底に激突。気絶をしてしまいました。

気絶をして水面にプカリと男の子が浮いてきたのですから、辺りは騒然としました。すぐに男の子は引き上げられましたが、救急車を呼ぼうと訴えたお母さんもいました。当時の状況からそう考えるのは当然に思われましたが、なぜか学校側は救急車を呼ぶとは言わず、とりあえず様子を見ましょうの一点張りでした。

結果、無事に男の子は意識を取り戻し、何事もありませんでしたが、その場にいた私の母は男の子に何かあったらと思うと気が気ではなかったと言っていました。同時にあんな状況で様子を見ましょうと繰り返した学校側に少々不信感を覚えたようです。

今考えても少しおかしい

今、考えると先生方は保護者よりもずっと、子どもたちのトラブルを見ることが多かったでしょう。本当にそのときは様子を見ていて良いケースだったのかもしれません。

しかし、私は今こうも考えるのです。夏休みといえどもプールに教師がほとんどおらず(校舎内には数人の教師がいましたが)、保護者にプールの監視を肩代わりさせていたのは、あの時代でもまずいことだったのかもしれず、それが発覚するのを恐れたのではないかと。

つまり、夏休みのプール開放はあの時代でも、学校側の重荷になっていたわけです。重荷だから保護者に手伝いをしてもらっていたのです。それはきっと現在も変わりがないでしょう。その上、現在は新たに熱中症というハードルが立ちはだかっています。

現在の大人は重荷を背負っているけれど

私たちが子どもだった50年ほど前、気温が30度を越すのは大変なことでした。現在の猛暑日に匹敵する警戒をしていたと思います。それが現在は35度を越えるのが特別ではなくなってしまいました。プールの中でも熱中症に警戒をしなくてはならなくなったのです。

大人ならその職業に関係なく子どもを守るのが当然ではありますが、50年前の大人よりも現在の大人の方が、確実に荷が重くなっています。

学校のプール開放が中止になるのもやむなし、私はそう感じてしまいます。しかし、泳げないことが生命の危機につながることもあるでしょう。人間は泳げないよりは泳げた方が良いのが事実です。子どもたちから水に触れる機会を奪ってはならないのですが、それをどうやって確保するか…やっぱり難しいですね。

しかし、水に落ちたときに助かるための水泳で、別の危険にさらされても良いのでしょうか。私は50年前、男の子がプールの水面にプカリと浮いてきたあの光景を、今でも忘れることができません。

にほんブログ村 主婦日記ブログ 子育て終了主婦へ PVアクセスランキング にほんブログ村

よろしくお願いします。

タイトルとURLをコピーしました