骨粗しょう症の治療を始めて1年が経とうとしています。治療と言っても薬を飲むだけですから、誰にでもできそうです。薬は2種類、1つは「ミノドロン」という名前で4週間に1回服用すれば良く、もう1つは「アルファカルシドール」という名前でこちらは毎日1回服用します。
抵抗感がないビタミンD
アルファカルシドールは活性型ビタミンD製剤です。カルシウムの吸収を良くする効果があると言います。最初、ビタミンDならサプリメントでありそうだと思いましたが、市販のサプリメントは活性型ではないそうです。活性型のどこがどう良いのかはわかりませんが、骨粗しょう症のためには処方されるビタミンDを服用する方が良さそうです。
まあ、日本人のほとんどがビタミンDの不足だそうですから、これは飲むのに抵抗感がないばかりか、飲んでいて良かったと思っている薬です。
骨密度が上がる?ミノドロンとは
4週間に1回服用するミノドロンには、骨を破壊する細胞の働きを抑えて、骨密度を上げる働きをする効果があります。毎日飲まなくても良いのが嬉しいですが、実は飲み方に制限がある上、副作用を感じる人も多い薬です。
飲み方の制限の1つは、起床直後の空腹時に薬を飲むことです。服用後30分は他の薬を飲んだり、水以外の飲み物を飲むのもダメです。飲むときには水を180ml以上飲みます。これは薬の成分が喉などにつくと刺激があり、炎症を起こす可能性があるためです。
また、服用後30分は横たわることもNGです。これは万が一薬が逆流するのを避けるためだと思います。こんなにいろいろと注意事項があって(私は今までにこんなに注意事項が多い薬を服用したことがありませんでした)、ネットでは胃腸の不快症状を訴える人も多い薬なので、最初はおっかなびっくりで服用していました。
しかし、私の場合はまったく副作用を感じませんでした。正確には最近胃が悪い自覚がないのに、胃液が逆流してくることがあります。もしかしたら、これが副作用なのかもしれませんが、とにかく薬をもう飲みたくないと思うことがなかったのはラッキーでした。
骨粗しょう症はみんなの問題
これで骨密度がいくらかでも上がってくれたら、本当にラッキーですが、こればかりは自分ではどうなのかわかりません。私は骨粗しょう症と診断されていますが、もともと骨折したことがありません。自覚症状として思い当たるのは、背が縮むことくらいだったのです(大幅に背が縮むのは骨粗しょう症が原因のことが多いです)。
もし骨密度がさらに低下していても、薬は他にもありますし、服用する他に注射という手段もあります。だから、今の治療法を続けていても良いのか、現在の自分の状況を知る必要があるわけです。
現在骨粗しょう症と診断されていない方も、将来的にはなってしまうかもしれません。80代の女性の2人に1人は骨粗しょう症で、診断されていないだけだという説もあるくらいです。
でも、適切な治療で骨折して寝たきりになるのを避けられるし、他にも背が縮むのを防ぐなど、きっと女性に嬉しいことがあると思うのです(顔の骨も骨粗しょう症で縮むそうです。それがたるみの原因になるとか…)。
それで骨粗しょう症では、こんな薬を飲みます、という内容の記事を書いてみました。どこかの誰かの役に立つと嬉しいのですが。治療としては薬を飲むだけですから、手軽に始めることができるのではないでしょうか。
また骨密度を計ったら、このブログで報告したいと思います。治療の効果がどれくらいなのか、それが一番の問題ですよね。