以前ご紹介した捨て魔人さんのブログ「37平米に3人暮らし」。捨て魔人さんの夫が酒の席でトラブルを起こしたのをきっかけに断酒をしていました。まるで我が家のことのようなので、断酒は成功するのかかなり真剣に見守っていたのです。
断酒には終わりがない
捨て魔人さんの夫はついに4ヶ月間の断酒に成功したそうです。我が家の夫の断酒は最長でも1ヶ月(しかも入院したので、否応無しの断酒でした)ですから、なかなかすごいと思います。
しかしこの夫、とうとう4ヶ月も飲まなくて平気なんだから、もう飲酒を再開しても大丈夫と謎の理論を展開して(自分は節度ある飲酒ができるというアピールなのでしょうが)、飲酒の再開を希望しているそうです。
やはりそう来たかという感じがします。飲酒は毎日のご褒美になりますが、断酒ではご褒美になりません。何日断酒をしても、その先に何も良いことがないのです。
もちろん、いつでもクリアな頭でいられることや、健康を害さないことなど断酒のメリットはいくらでもあります。しかし、それらは劇的なことではありません。そういえば最近…と、よく考えてやっとわかることなのです。
捨て魔人さんの夫は、わかりやすいご褒美がない生活に飽きてしまったのかもしれません。
信頼関係を壊してまで欲しいご褒美とは?
確かに人間はいろいろと嫌な思いをすることがあります。そんなときに自分でご褒美を設定すると嫌なことを乗り越えられるのは事実です。捨て魔人さんの夫は飲酒をすることでいろいろと乗り越えて来たのでしょう。
しかし、それって家族の信頼を失ってまで欲しいご褒美なのでしょうか。我が家の長女は現在31歳ですが、夫のせいで酒を飲む人間に対してひどい不信感を抱いています。長女の勘違いや誤解があったとしても、その不信感が生まれたのは夫のせいなのです。
酒を飲まないことで不信感を取り除けるなら、私ならば酒を飲むのをやめますが、夫はそうはしませんでした。「長女の勘違いだよ。俺はすごく気を使っているんだから、絶対に長女が嫌がることはしていない」と言って、酒をやめようとしませんでした。
夫は問題が起きてしばらく酒を控えめにしましたが、結局もとの状態に戻ってしまいます。今度は私の中に夫への不信感が生まれたのは言うまでもありません。
断酒は続けるべきだ
捨て魔人さんの娘さんはこれから中学生になります。一番敏感で繊細な年頃です。そんなときに信頼を失ってしまったら、これから先の関係はどうなってしまうのでしょう。どうか、頑張って断酒を続けて欲しいと思います。
そして、断酒の先にはわかりやすいご褒美などない、とわかって欲しいと思います。今は妻や娘ともう一度信頼関係(本当はこれが一番のご褒美です。このために断酒を続けるのです)を築けるかどうかの大切な時期です。飲酒など再開しないで欲しいな~、と思っているのは私だけではないはずです。
もう、コメント書こうかな~。それがなかなかできないんですけどね。