お彼岸で実家に帰る人も多いでしょう。私の夫は長男です。弟が2人いますが、今のところは音信不通です。
援助をしたのに、音信不通とは
次男は結婚していましたが、もう10年ほど前に職場の同僚だった女性と子どもを作って家を出てしまいました。まだ家のローンを払っている最中だったので、次男の妻は困って我が家に援助を求めてきました。夫は早く両親を亡くしていたため、親代わりだから我が家に援助を求めたそうです。
50万円ずつ何回か振り込みました。私はそれに対して何もいいませんでした。もちろん不安はありました。このまま、援助を続けたら、我が家はどうなるのかと考えました。夫は途中で気が付いて（我が家にも生活がありますから）、もうこれ以上援助はできないと次男にもその妻にも、妻の実家にもはっきりと告げました。そしてそれきり、連絡はありません。
これは金の切れ目が縁の切れ目と、いわれているようで、夫を傷つけたと思います。夫も自分からは弟の話をしません。私が夫のした援助に対して、何もいわなかったのは、夫にとっては数少ない家族のことだから、少しは好きなようにやらせてあげようと思ったからです。でも、何も実を結びませんでした。
もう1人の弟とも音信不通
もう1人の弟、三男は独身で仕事をずっとしていましたが、転勤を機会に精神に変調を来してしまいました。不安なときにはしょっちゅう連絡をしてきましたが、今は何もありません。最後に連絡してきたときには、もう縁を切ると夫はいわれたそうです。もともとひんぱんに会っているわけではなかったので、縁を切られるにも、心当たりはないといっていましたし、私もそれは本当だと思います。
だから我が家のお彼岸に近い親族は来ません。私たちの年代なら、それが当然という人もいるでしょう。そんなことに興味はないとか、忙しいとか何か理由があるならよいのです。でも、ずっと何の連絡もない、できないような状態になってしまった後でのお彼岸ですから、何だか寂しいような気がします。夫が気にしていなければ、それで構わないのですが…
今はみんなまだ元気で動けるからよいのですが、これから先はどうなるのでしょうか。会っておけばよかったと、後悔することがなければよいと思っています。お彼岸に実家に行くのは面倒だと思うかもしれませんが、行けるのは幸せなことかもしれませんよ。
