夫の弟が心配したのは我が家の次女・理由は不明だけど、気遣ってもらえばやっぱり嬉しい

気遣ってくれてありがとう! 生活

夫は先日、弟名義の土地を売る相談のために弟と会いに行きました。半日一緒に役所や不動産会社を回ったそうです。

弟が次女のことを心配している

2人は夕食まで食べたのですが、そこで弟が我が家の次女のことを話したと言います。

次女はどうしてるって、心配するからさ~、そんなことよりお前は自分の心配をしろって言ったんだよ。

夫はこんなふうに言って、当の次女と笑っていました。私はふと不思議に思って「次女が引きこもりで困っているとか言ったの?」と夫に聞いてみましたが、夫は自分から何か言ったわけではなさそうです。

ただ、弟はまだ次女が大学に在学中(今から8年ほど前)、我が家を訪れ一泊しました。そのときの様子からちょっと気になったのだと言ったそうです。

当時の次女はすでに学校に行かれなくなっていましたが、それを私たちに隠していました。まさか次女が中退してそのまま引きこもりになってしまうとは、私も夫も想像していなかったのです。私などは次女よりも、弟の異変の方が気になっていたくらいです。

弟は一度喋りだすと止まらず、夫に対して一晩中話しかけていました。そのときすでに弟は休職していましたが、一晩中取り憑かれたように喋る弟を見ていると、それも仕方のないことと思わざるを得ませんでした。その弟がまさか、次女を気にかけていたとは…

似ているようで違う2人の引きこもり

私は夫や次女のように笑う気にはなれませんでした。弟が、次女の何が気になったのかはわかりません。もしかすると、自分に通じる何かを感じたのかも。

弟は休職を続けるうちに、脳梗塞を発祥。仕事を辞めて、私たちが現在住んでいる市に帰ってきました。しかし、実家は取り壊してしまっていたため、1人でUR賃貸団地に済むことになったのです。弟も引きこもりのような生活を続けてすでに10年以上が経過しているわけです。

弟は若い頃は普通に働いていましたから、年金も人並み以上にもらえるそうです。弟が経済的に不安な状態はあと数年で終わるはずです。少なくとも我が家よりは年金額が多いので、自分1人くらいならなんとか生きていけるはずです。

けれど次女はまだ1度もちゃんと働いたことがありません。今のうちは親が生きているから生活はなんとかなりますが、この先は不安しかありません(本人はまだ、この事実に向かい合っていないと思う)。

弟がここまで見越して次女を心配しているのかはわかりませんが、次女の方が背負っているリスクが大きいです。弟が次女を心配するのは決して笑うようなことではありません。

何をしてくれるわけでなくても嬉しい

それに、私は弟が次女のことを気にかけていると聞いたとき、ちょっと嬉しかったです。自分が苦しい状態のときでも、人を思いやれるっていいな、と思いました。まあ、それで弟に何かしてもらおうとは思いませんが。

弟も次女も、人のことを考えられない面が多々見えます。引きこもって自分にばかり目を向けていると、自分しか見えなくなってしまうのだと思います。とにかく自分の感じている不安を解消したい、自分の身体の不調を治したい、これ以外に考えられなくなっているように感じられます。

しかし、そんな中で弟は次女のことを気にかけたわけです。普通の状態の良い人が気にかけてくれるよりも、価値のあることではないでしょうか。

次女もいつか誰かを気にかけられるようになるといいな、と思っています。私に対しては気遣いを見せる次女ですが、どうもそれは単なる思いやりではないような気がします。

私がいないと、いろいろと不便だから…という思惑が透けて見えるような…でも、それならそれで人間自分ひとりだけでは生きらないのを悟って欲しい。それが実感できたら、自然と誰かを思いやることができるようになると思うのですが…

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