長女がASDと診断されて、薬を飲みだしてから20日が経ちました。いろいろな人のブログを読む時も、やたらとASDという単語が目に飛び込んでくるようになりました。
今まで読んでいたのとは、ひと味違うブログ
そんな中で巡り合ったのが「ADHD×ASD女の生活のあれこれ」というブログです。のびびさんという女性が運営しているブログです。昨年、発達障害とうつ病と診断され、休職中でしたが最近復職されたようです。今まで私はADHDやASDという言葉は聞いたことがあっても、当事者の方のブログは読んだことがありませんでした。
のびびさんは結婚していらっしゃるということですが、私は勝手に自分の娘と同年代だと思っています。しかし、私はのびびさんに自分の娘と重ね合わせて親しみを感じているのではなく、生きる姿勢がまっすぐ前を向いていて、かっこいいと感じているのです。もしかすると自分ものびびさんにあやかりたいと思っているのかもしれません。
のびびさんのブログの文章はとてもすっきりとしていて、わかりやすいので、読んでいると自分まで頭の中がクリーンになるような気がします。「不適切な行動は、全体の5%にすぎない」という記事を読んだときには素直に自分の中に文章が入ってきました。
のびびさんのブログを読むことで、私も95%は適切な行動をしているんだと自分を認めてあげられるような気になりました。
ブログを読んで新しい考えが入ってくる
他にもネガティブなことを考えるのは単なる心のクセだということも、のびびさんのブログを読んでいて心に残りました。クセは変えられるから、必ずネガティブなことを考えてしまう自分も変えられるのだというのは、とても納得できました。
また、のびびさんは自分の特性を理解して、うまく生活をしていくために活かそうとしています。知能検査の結果を分析して、生活に役立てるというのは、私には想像もつかなかったので新鮮でした。
「知能検査の結果を分析し仕事に活かす~WAIS-IV知能検査のご紹介~」
のびびさんの文章がすっきりしているのは、わかりやすいという以外にもメリットになっています。ツッコミどころがないため、素直にうなずけるし、読んでいても『でも~…』とか『だって』という言葉は出てこなくなります。だから新しい考えが取り入れられるのだと思います。頭の中がクリーンになると、余白ができて新しい考えが入りやすくなるのかもしれません。
自分ではわからないこと、気付かないことを教えてくれる
私は子どもたちが幼かった頃、主婦として生活するのが大変でした。寝不足や忙しさで、忘れたり、なくしたりということが本当に多かったのです。買い物に出かけて関係ないものだけ買って帰ってきたり、お金を落としたこともありました。
予防するために自分で工夫しているつもりでしたが、実際は何が原因で大変なのかがわかっていなかったので、今思うと無駄なこともたくさんしていたと思います。
のびびさんのブログを読んでいると、そうすれば良かったんだとか、こう考えると良いんだ、と思うことがたくさんあります。世の中誰でも凸凹(得意なことと不得意なこと)を抱えて生きていると思いますが、それをどう工夫したら良いのかというのは、意外に自分ではわからないのではないでしょうか。
のびびさんには客観的な目があって、見たことをわかりやすく教えてくれようとしているようです。最近復職したばかりで大変なことも多いでしょうが、頑張ってブログを更新して、みんなが生活しやすくなるような情報を発信して欲しいです。そしてブログが多くの人たちに読まれることを願っています。
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