母の日があるから、余計なことを考える?母の思いと子の思いがすれ違うのはなぜなのか

母の日のプレゼント 季節

昨日母の日のプレゼントについて感じたことを記事にしました。

昨日は母の日について投稿している人が多いだろうな、と思っていろいろな方のブログをうろうろしていました。すると、お母さんから母の日には何もしないで良いと言われている、という内容の記事があったのです。

今日、この記事を書くにあたり、紹介したいと思いましたが、すでにもうブログ村からは探せませんでした。

止めてと言われても贈り続けたプレゼント

その方は、何年も前からお母さんから母の日に、特別にプレゼントを贈るのは止めてと言われたそうです。しかし、これはお母さんが気に入りそう、喜んでもらえそうと思う品物を見つけると、つい贈りたくなり、ずっと母の日のプレゼントを続けたのです。

その度にお母さんからもう止めて欲しいと言われましたが、今年もお母さんが好みそうな野菜ジュースとスープのセットを見つけると、母の日に間に合うようにと贈る手筈を整え、〇〇日に着くからね、と連絡をしました。

しかし、お母さんの反応は変わらず、止めてと言っているのに…と言われたそうです。その方は自分が母の日にプレゼントを贈りたいのは、自分が親孝行した気になりたいだけだったのかもしれない、と反省し、もう母の日のプレゼントは今年で最後にする、とおっしゃっていました。

何だか寂しい結果に

私はそのお母さんに自分を重ねてしまいました。そのお母さんも私のように、特別にプレゼントをもらうと緊張してしまうのかもしれません。ことさら喜びを表現しなくては、と心の負担を感じてしまうのかもしれません。もしかすると、お母さんはこんなプレゼントをもらう理由がないと考えているのかもしれません。

この方たちの場合は「プレゼントは止めて」という言葉だけが独り歩きしてしまい、何だか寂しい結果になってしまったような気がします。ブログを書いた方は娘さんですが、しなくても良い自己反省をするはめに陥ってしまいました。これはお母さんとしても本意ではなかったでしょう。

ものを贈るだけが母の日ではない

プレゼントをしたい娘、止めてという母、これはどちらも悪くありません。どちらも悪くないのに、寂しい結果になるのは少々納得がいきません。

プレゼントを拒否された娘さんは、その代わりにこれからはお墓の草むしりを黙ってやろうと考えています。それも悪くはありませんが、その前にもう少し話をすれば良いと私は思います。

母の日のプレゼントの裏にはたくさんの思いが隠れていて、それは母の側も子どもの側も同じでしょう。なぜプレゼントを贈りたいのか、なぜ贈られたくないのか、その思いはかなり時間をかけて話をしないと伝わらないのかもしれません。

もしかするとお母さんは宅配便で届くプレゼントよりも、娘さんと直接会っておしゃべりをしたいと思っているのかもしれないですね。

母の日のプレゼントは決してものを贈るだけではないはずです。一緒に楽しい時間を過ごせば、後にものは残らなくても、お母さんには楽しい記憶が残ります。楽しい記憶が積み重なれば、人生そのものが楽しくなります。これから年齢を重ねるお母さんに、楽しい記憶は大切な財産になるはずです。ぜひ、娘さんにはお母さんと楽しい時間を過ごして欲しいと思います。

世間の風潮も良くないのでは?

ただ、今は母の日になる1週間くらい前から、広告やテレビ番組のコーナーなどいろいろな方面で母の日が来ることを声高に知らせます。何となく、母の日に何もしないのは子どもとして正しくないような気になってしまいます。

また、いくらお母さんが何もしないでと言ったとしても、本当に何もしないと、この雰囲気の中でお母さんが寂しい思いをするかもしれないと考える人も出てくるでしょう。母の日が問題になる背景には、世の中の風潮も関係しているのだと思います。

私自身、母が生きていた頃は、何も要らないと言われてもこの風潮に逆らえず、母の日には何かを贈り続けました。母はどう思っていたでしょう。私自身も母の日が近づくと、今年は何を贈ろうかと頭を悩まし、何を贈っても文句を言う母に対して、文句を言っていたのです。

今はすべてが思い出になりました

これでは自分から好んで悩みのタネを増やしていたようなものです。ただ、あれこれ悩むのもお母さんが元気で生きているからです。亡くなってしまえば、母の日に何を贈ろうかと考えることもありません。母の日が近づいて悩んでいたのも、今は思い出になりました。

昨日の母の日は、長女がいろいろと買ってきてくれたお菓子(普段よりちょっとお高め)を食べて、満足して終わりました。私には丁度良い母の日だったと思います。

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