鼻呼吸なのは、母のおかげ

健康

新型コロナウイルスも心配ですが、そろそろ花粉症が差し迫った問題になっている人も多いのではないでしょうか。私もそんな1人です。

鼻が詰まっても口呼吸にならずに済んだ!

私はそんなに頻繁に鼻をかまなくても済むのですが、鼻が詰まっていることが多いです。それでも、私は口呼吸をしているわけではありません(無意識になる夜中は別)。通常、口は閉じているので、鼻詰まりは早く対処をするようにしています。

これは実家の母のおかげだと思います。私が小学校に入学する頃(もう、50年も前のことです)、やたらと母から口を閉じるように注意された記憶が今でも鮮明に残っています。とにかく気を抜いてボ~っとしていると、母から「口(を閉めなさい)!」という大きな声が飛んできました。

口呼吸の害は、今でこそいろいろといわれるようになりましたが、当時は健康のことよりも、見た目のことで叱られていたようです。当時の私は、よく母から「人の話を聞くときに、口を開けるな」とか、「バカみたいだよ」といわれました。

口呼吸にはリスクがたくさん!

口呼吸だと、外気が鼻毛という天然のフィルターを通さずに、直接体内に入ってしまうので、感染症にかかる確率が高くなると聞いたことがあります。また、どうしても口の中が乾燥してしまうので、口臭や虫歯につながることにもなるそうです。

今、感染症が心配なら、なおさら鼻呼吸をするようにした方がよいのです。せっかく自分で天然のフィルターを持っているなら、使わなければ損ですね。

さらにフェイスラインがたるんでしまうこともあるそうなので、呼吸をおろそかにしてはいけないことがよくわかります。若い頃はいろいろとぶつかりあった母でしたが、根気よく私の口に気を配ってくれた母に、今は感謝しています。

鼻呼吸で、母に感謝

これが母に感謝したいことを考えると、一番始めに頭に浮かぶことですが、母がもしこれを知ったら、随分とがっかりするかもしれません。

結婚16年目で父が脳卒中の発作で倒れてから、ずっと女手一つで家庭を支え、家のローンを払い、私と弟を成人させたのに、感謝していることが「口を閉めるようにいってくれたこと」では、亡くなった母が浮かばれないかもしれないと思ってはいます。でも、人の心に残ることは自分でも選ぶことができないのでしょう。

呼吸は死ぬまでずっと続けることですから、実はかなり人生の中で大切なことだと思います。そこに気を遣ってくれたのだから、母は自分なりに頑張って子育てをしたのだと思います。

もちろん私も、2人の娘の口には気を付けました。食事のときも口を閉めて噛むように、いって聞かせ続けました。おかげで(?)娘は2人とも起きているときは、口呼吸ではありません(眠っているときは、見ていないのでわかりません)。

母がいったことで、心に残っていること(感謝したいこととは別)はまだありますが、それは別の記事で書こうと思っています。

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