自治会の班長になったけれど、何もしないまま終わろうとしている

自治会 生活

今から2年前、自治会の班長がまわってきました。我が家が住んでいる地域は人口が少ないため、どんな役職も2年が基本です(1年だとすぐにまたやらなくてはならないです)。

今住んでいる家に越してきてから、班長を引き受けるのはこれで3回目です。この地区に住んでいるからには、やらなくてはならないとわかってはいますが、嬉しいことではありませんでした。

班長は回覧板をまわしたり、市の広報誌を各戸に配布したりする他、市の体育祭の手伝いをしたり、地区の慰労会(つまり飲み会)のセッティングをしたり、お祭りのときも神酒所を開設したりと、行事の度に忙しいため、正直言ってまたか、という気持ちでいました。

コロナ禍で行事がなくなって楽になった!

ところが、班長を引き受けてすぐに緊急事態宣言となり、すべての行事が中止になりました。それでも、毎月回覧板をまわし、広報誌を配る他に集金などもしなくてはならなかったため(当地では、神社の御札まで配らなくてはいけないです)、まったく仕事がないわけではありませんでした。

必ず誰でも班長をやらなくてはならないなら、毎年この程度の仕事で良いと何度も思いました。今までは余計な仕事が多かったように感じられましたが、これは私だけが感じていたのでしょうか。

地域の人たちが親睦を深めることも必要ですが、年に何度も朝から晩まで拘束される行事があるのは負担が大きいです。

正直言えば、コロナ禍で行事がなくなってラッキーでした。今後、コロナ禍が収束した後、再び行事が開催されるかもしれない、と思うだけで私はうんざりしてしまうのです。

もう、このままでいいのでは?

今のように余計な仕事がなければ、仕事を持っている人も班長を引き受けやすいでしょう。反対にまた前の状態に戻ってしまえば、これは大変だからできないと思われて、引き受ける人は減っていくだけだと思います。

実際に行事のときは、仕事を休んで参加していた班長もたくさんいました。無理をしないとできない活動では、いずれ自治会活動が立ち行かなくなると私は思います。

せっかくコロナ禍で学んだことを無駄にするのは、もったいない話です。時代の移り変わりとともに、私たちの生活も変わります。すべてを昔のままにしておくのは、不可能です。

何を捨てて、何を残すのか。今、このことがハッキリしたのではないでしょうか。

単に私はコロナ禍でも良いことがあったと思いたいだけ、なのかもしれません。

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