もう楽しむときもメモが欠かせない?本屋で何度途方に暮れれば気が済むのか

本を楽しむ 生活

昔、私は本屋や図書館といったところが大好きでした。気が済むまで中をウロウロして、気になった本はパラパラとメージをめくる、そして本当に読みたいと思ったらその本を買うなり借りるなりするのが私の唯一の趣味だったと思います。

しかし、現在自宅から図書館は車で30分ほどかかる場所にあって、もうあまり行く気にならなくなりました。本屋はもう少し近い場所にありますが、買い物のついでに行ける場所ではないため、次第に足が向かなくなりました。それに本って、高いですよね。

夫と一緒に喜んで本屋に行ったけれど

そんな私に昨日休みだった夫が、珍しく本屋に行こうかと言い出したのです。夫は園芸の本が欲しかったようです。喜んで一緒に行ったのですが、どの本を選べば良いのか途方に暮れてしまいました。

私も新聞の広告やネットの記事などで、この本を読んでみたい、面白そうだと思うことがあります。すごく気になっていて、この本のことを忘れるはずがないと思うのですが、忘れます。いざ本屋に行くとさて、私が気になっていた本は何だっただろう…と思います。それまでは明確に記憶していたつもりだったのに、本屋に着いた途端に頭に白い霧がかかったようになってしまうのです。

私は買い物する予定のものですら、メモを取って置くようになったのは、40代に突入してからでした。もう食料品の買い物は私の仕事ですから、義務感から仕方なくメモを取っています。しかし、読みたい本を買うのは私の楽しみです。楽しみをわざわざメモしなくても、と思っていたのです。

実は本屋に着いた途端、頭に霧がかかったようになったのは今回が初めてではありません。もう、数回やっています。その度にスゴスゴとまんが雑誌を一冊買ってお茶を濁してきました。繰り返し同じ経験をしたことで、やっと私も悟りました。私は楽しみのためのことでも、すでにメモが必要な年齢になったのだと。

楽しく本をよむために私ができることとは

新聞の広告などで気になる本があったら、それを切り取っておくか、メモをしておくことをしないと、私は一生その本を読めないようです。もしくはネットで検索をしてから注文するのも良いでしょう。それならば、私の霧がかかったような頭の中の記憶の断片から、読みたい本を探し当てることができるはずです。本当にインターネットは中高年にとっての福音だと思います。

今では欲しい本の題名を検索してくれるサービスをしている本屋さんもあります。かつて我が家の長女はショッピングモールの中の本屋さんでアルバイトをしていました。年配のお客さんのために検索してあげたことがあるそうですが、あまりに情報があいまいだと検索するのも難しいんだよね、とこぼしていたことがあるのです。

そんな話を聞いていると、自分も店員さんに迷惑をかけたくないというか、そんなふうに思われるのが恥ずかしいと思ってしまい、本屋さんで検索してもらうくらいなら自分でしよう、と思いました。

そんなことを言っていると、ますます私は外に出なくなりそうですし、本との偶然の出会いも期待できなくなりそうです。それに、皆が私のような考えになってしまうと、一層本屋を利用する人がいなくなり、街から本屋が消えてしまうことにならないかと心配でもあります。やっぱり、ちゃんと読みたい本のメモを取ろうかな~。

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