夫婦喧嘩を目撃した引きこもりの意見

家族

先日くだらないことで夫婦喧嘩をしてしまったとブログに書きました。

夕食のときだったので、次女が一緒にいたのですが、次の日に私と2人だけになるとなかなか的を得た意見を言っていて、感心させられました。次女は夫が悪いとは言いませんでした。ただ、余計なことを言うな、と思ったそうです。

次女の意見にビックリした

自分の失敗(飲みかけのビールを皿の上にこぼしました)をカバーするために相手が動いているのに、これを言ったら怒るだろうな、ということを言ったので次女はびっくりしたようです。それがこのセリフです。

こんなところに皿を置いとくのが悪いんだよ。皿の位置が悪いからぶつかって、こぼれたんだ。

次の日になっていて私も頭が冷えていたため、夫は冗談のつもりだったのだろう、と次女に言いました。すると次女はこう答えたのです。

失敗したときに冗談を言うのは、周りの人の方だよ。失敗した人を気遣って、笑いで和ませようとするのはわかる。でも、失敗した本人が言っても、雰囲気が悪くなるだけでしょ。どんな相手でも失敗を冗談でごまかすのは良くないよ。信頼を失いかねないね。

私はなるほどと思うとともに、自分も失敗をしたときにごまかそうとしていないか、と考えてしまいました。それほど次女の言葉は私にとって意外だったのです。

ビックリした理由とは

次女は高校を卒業してから1年ほどは大学生でしたが、2年生になると中途退学して、それ以来ほとんど外の世界と関わっていません。

中退した当初はアルバイトをしたこともありましたが、仕事に行くと体調を崩したり、体調を崩さないところでは仕事になじめず、アルバイトそのものを探そうという気もなくなってしまったようです。

そして、学生時代から次女は友だち付き合いというものをほとんどしていませんでした。誘いがあっても断ってしまっていたのです。だから、次女に人と関わるときの心構えがあるなどとは考えたこともありませんでした。

次女のおかげで気持ちが穏やかに

次女の言うことを聞いているうちに、夫が悪かったのは、失敗をごまかすために余計なことを言った、それだけのことだとわかりました。

聞いたときには頭に血が上って、夫の人格まで疑うという心境になりましたが、夫のなにもかもが悪いのではなく、余計なことを言ったことだけが悪かったのだと、切り離して考えられるようになったのです。

まあ、選ぶ一言に人格はまったく無関係かと言われれば、そうではありませんが、切り離して考えて、あれは間違いだったと思った方が、私の心は確実に穏やかになるはずです。

夫だけでなく、私も気をつけたい

私と夫は今年57歳と58歳になります。すでにお互いの両親は亡くなり、誰かに注意されることはほとんどなくなりました。次女が言った一言を私は自分のこととして大切にしないといけないな、と思っています。いくつになっても、失敗したときは素直に謝れる人間でいたいです。

いつの間にかちゃんと物事を見通せるようになっていた次女。もう十分に外で生きることができると思うのですが、そうはうまく行かないようです。もしかして物事を見通せるからこそ、外の世界は怖いのでしょうか。

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