次女が漫画の単行本を買うか、それとも電子書籍にするか迷っていると言い出しました。そんなのはどっちでも良いことではないかと思い、そう言うと、どちらを買うにも問題があるのだと言うのです。
次女の言い分に嫌になる
昔ながらの紙の単行本を買うなら、まず机と椅子が必要だと言います。その上、今の照明が蛍光灯の青白い光なのでそれが嫌なのだそうです。だから、紙の単行本を買うなら、机と椅子、照明まで取り替えないといけないので大変なことになるわけです。
それなら電子書籍ということになりますが、電子書籍を読むならタブレットが欲しいのだそうです。しかし、最近は軒並み値上がりしている上、品薄状態が続いており、なかなか購入ができないため、電子書籍も購入できないのだと次女は真剣に言っています。
私の心が狭いのかもしれませんが、そんなことは知ったことではない、と思ってしまい、その通りに口に出しました。次女が働いて少しでもお給料をもらっているなら、なるべく有効に使った方が良いでしょうから、悩むのも仕方がないのかもしれません。しかし、それでも私には関係のないことです。自分で考えて、自分が気に入るようにやるしかないわけです。
現在の次女は引きこもりになってから6年目です。そして、もう古いから、気に入らないからという理由で学習机も椅子も処分してしまったのです。それを私も一生懸命に手伝いました。先日、やっと学習机の処分がすべて終わったばかりだというのに、やはり机と椅子がなくては、ちゃんと本(漫画ですが)が読めないなどと言うので、ちょっと嫌になりました。
私には私の言い分がある
次女に言わせると、幼いときに買った机と椅子は身体に合わなくて使いにくかったのだそうです。特に椅子は座っていると腰が痛くなって何も集中できなかったといいます。確かにそうかもしれませんが、長女は30歳近くなった今も学習机で漫画や絵を描いています。椅子はともかく、机は使えたのではないかと思えて仕方がないのです。
それに次女が腰が痛くなるほど、机に向かっていたことを私は今までに知りません。腰が痛くなるって本当なのかと思ったくらいです。
自分で好きなようにやるためには、少しは自分の犠牲も覚悟して欲しいと私は思ってしまいます。部屋の中を好きなようにするためには、自分が嫌な思いをして働いた対価として得たお金でやって欲しいのです。そうでないなら、少しは我慢をして欲しいです。また、どうしても好きなようにしたいなら、もう相談せずに欲しいものを購入してしまえば良いのです。購入した後で、まさか私も「返していらっしゃい」とは言いません。
まあ、こんな私の言い分をすべて次女に言ったわけではありません(言ったら泣くと思う…)。それでも、私の言いたいことは伝わったのではないでしょうか。ここしばらく、私にベラベラと話しかけていた次女が距離を置くようになりました。
少し寂しいような気もしますが、次女の言い分ばかり聞いているのも疲れたのでしばらくはこれで良いと思っています。しかし、このような訴えって、どんな感じで聞いていれば良いのでしょうか?そしていつまで聞いていれば良いのでしょうか?